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2007.09.03
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カテゴリ: 疑問
結論がペンディングとなっていました以下の件、

「SF日数の計算の際、棚卸資産TPと買入債務TPの分母に売上高を用いるべきか?売上原価を用いるべきか?」

について、自分なりに結論を出しましたのでお知らせします。
この考えでいいかどうか、ぜひご意見を聞かせてください。


【式のおさらい】
SF日数=棚卸資産回転期間+売上債権回転期間-買入債務回転期間

棚卸資産回転期間=棚卸資産/売上高 または 棚卸資産/売上原価
売上債権回転期間=売上債権/売上高
買入債務回転期間=買入債務/売上高 または 買入債務/売上原価


まず、SF日数の本来の意味から考えると、売上原価で割る方が正しいと思います。



これまで金額ベースで考えてきたのでわけが分からなくなっていたのですが、最初から日数ベースで考えれば難しくないことが分りました。
(というか、ちゃんと理解してなかったことが分りました。)

例えば、現金で材料を仕入れして(買入債務回転日数=0日)、製品を作って売れるまでに10日かかり(棚卸資産回転日数=10日)、入金が販売から5日後にあった場合(売上債権回転期間=5日)、SF日数は10+5-0=15日、となります。

仕入れをツケで行い、5日後に支払ったとすれば(買入債務回転日数=5)

SF日数=10+5-5=10日

となります。つまり、製品を作り始めてから代金を回収するまで合計15日間かかっているが、仕入れに対する支払いも5日間待ってもらっているので、差し引き10日間、キャッシュがない状態が続いているわけです。

このように日数ベースで考えればすっきり頭に入ってきました。

次に、実際の企業活動は上の例ほど簡単ではなく、多種多様な製品が異なる価格で売られ、回転の速い商品もあればなかなか売れない商品もあるわけで、平均的な姿として上記のような式で算出された回転期間を用いてSF日数を算出する必要があります。

棚卸資産が平均何日滞留しているかを計算するためには売上原価を使うべきであり( 既述 )、SF日数の算出にあたって棚卸資産と買入債務については分母に売上原価を使用するべきだと考えられます。


それでは売上高で割る方式が全く無意味なのかと言えばそうではありません。



運転資金=棚卸資産+売上債権-買入債務

です。
この金額分だけ、常に未回収キャッシュがあることになります。
すなわち、「売上高で割る方式」は、運転資金の売上高に対する比率を見ているわけです。

DCF法で将来キャッシュフローを予測する際、運転資金額は売上高に比例すると仮定する場合が多いですから、この比率を時系列で見ていくことには意味があります。




以上の考察から、今行っているネクストの分析からは、運転資金構造分析においては、

・運転資金「額」の推移
・運転資金額と売上高の比率の推移
・SF日数の推移

の3本立てで分析を行っていくこととしたいと思います。

いやー、今回は本当に勉強になりました。
他にもこのような中途半端に理解している事柄がありそうで怖いです。






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最終更新日  2007.09.03 10:34:45
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