PR
カテゴリ
カレンダー
コメント新着
キーワードサーチ
割安度指標
割安度指標と、その計算の元となった数字の一覧。
安いですね。真のPER、EV/EBITなど分子にEV(企業総価値)を使っている指標は資産として現金同等物しか考慮してないため、有価証券を多く持つエーワン精密については実体としてはもっと低い値になるでしょうね。
というか、現金同等物は16.6億ですが、現預金+有価証券で51億ですから、真のPERは3倍、EV/EBITは2倍くらいになってしまいます。
欲を言えばPCFRがもう少し低くなってほしいですけど、これは運転資本をどのくらい小さくできるかにかかっています。
東証1部の大企業にPER20倍以上の銘柄が目立ち、分析してみるとエーワン精密のような小さいけど収益力があって指標上割安な会社の方が魅力的に映るのですが、その差は縮まる気配がありません。
その理由のうち大きなものとして、流動性があると思います。エーワン精密の時価総額は70億円で、売買高・代金ともに盛り上がっていません。
そういう意味では注目されていないうちに仕込むのが吉という考えで基本的にはいいと思いますが、ではどうやったら注目されるかということは意識する必要があるでしょうね。基本的にはいい決算を出すことだと思いますが。
いわゆる流動性ディスカウントがかけられている状態なので、安い株価の一部分は「妥当」であると言えます。「妥当な」流動性ディスカウント分を差し引いたうえでさらに株価が安いと判断できれば買い、となるわけですが、この「妥当な」流動性ディスカウントがどのくらいかってのは推測が難しいので、感覚に頼らざるをえません。
流動性ディスカウントを流動性リスクと言い換えれば、これを取ることができるかどうかという各個人の判断だと思います。
私は流動性リスクは、時間の制限がない(寿命の範囲内で)個人投資家にとっては取ってもよいリスクだと考えていますので、以上の分析の結果から、少なくとも1単位は買ってもOKと判断し、昨日468,000円で購入しました。マーケットタイミングは全く考慮していません。
記事に書いたように資産を有効活用できていない点は問題ですが、これは経営陣の考え方で変えられることですから、製品が売れないとか業界環境が悪いなどよりはよっぽどましです。
業界環境については引き続き調査が必要だと思いますが、調べていくと切削工具関連は意外とコモディティというわけでもないなという印象を持ち始めています。
エーワン精密は切削工具製造に乗り出そうとしていますが、この事業がどうなるかは私ごときには分かりません。
既存の他メーカとの競争に勝つのは難しいとも思うし、再研磨事業で培ったノウハウと顧客ネットワークを利用できればけっこう期待できるのでは、とも思います。
財務体質が安全ですから、失敗しても倒産することはなさそうですし、成長のためにいろいろと新しい事業を試すのは企業として当然です。切削工具製造は既存事業との関連もありますから、まずはいいと思います。
さてどうなりますか。
SHOEI:岩手地震の影響なし 2008.06.16 コメント(1)
はま寿司はゼンショー傘下だったのか・・・ 2008.05.16
隠れたブランド品:DUNLOP FORT 2008.04.22 コメント(1)