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2013年10月17日
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テーマ: 診察室の窓(73)
カテゴリ: 診療室の窓

 先日、 「ある苦悩」

 親の意向に沿って、病院での治療を止め、全てを僕に委ねることで親戚一同がまとまったとのこと。

 それにしても、自分の親はもうあれ以上良くなることがないのか?と尋ねられる。子として老いゆく親を慕う気持ちに、胸が熱くなった。

 老いを受け入れることは、本人だけでなく肉親にとっても辛いこと。

 誰もが、死に向かって生きているという厳然とした事実は、誰も止めることはできない。

 そんな話をしていると、涙を落される。

 しかし、話しておくべきことは、しっかり話しておかなくてはならない。

 これから先、良くなることよりも、いかに自然に枯れていくような最期を迎えることができるか、ということに心を用いること。

 自宅で親にもしものことがあった場合は刑事事件になるので、医師とは関わっておくべきこと。

 緊急で危篤の場合、医師に連絡すること。その際、安楽な最期を希望されるならできるだけ延命治療を受けないこと。これは、何よりの親孝行になりますよと、僕からのアドバイス。

 あれから僕も色々と考えたが、「主たる介護者」に対して、僕が気の毒に思えていた事も伝えた。

 「主たる介護者」は、患者を病院に連れて行かないこと=放置するという感覚になっておられたこと。

 「主たる介護者」は、他の身内に何と思われるかに、とても心を遣っている。

 そのあたりの事情をお話し、「主たる介護者」に深い理解をしてあげて欲しい旨を伝えた。




 当初は、善根を施す気持ちであっても、悪因を自ら作ってしまうのが、呪術としての一面を持つ鍼術だからだ。

 このことは、過去ブログ 「鍼術とはー内なる自然」 に書いているので、鍼灸師は一読してみられたらよいと思う。


 自分の心に、しっくりと来る治療をすることだ。

新ロゴ鍼灸院.jpg





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最終更新日  2013年10月17日 15時39分17秒
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