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先日、 「ある苦悩」
親の意向に沿って、病院での治療を止め、全てを僕に委ねることで親戚一同がまとまったとのこと。
それにしても、自分の親はもうあれ以上良くなることがないのか?と尋ねられる。子として老いゆく親を慕う気持ちに、胸が熱くなった。
老いを受け入れることは、本人だけでなく肉親にとっても辛いこと。
誰もが、死に向かって生きているという厳然とした事実は、誰も止めることはできない。
そんな話をしていると、涙を落される。
しかし、話しておくべきことは、しっかり話しておかなくてはならない。
これから先、良くなることよりも、いかに自然に枯れていくような最期を迎えることができるか、ということに心を用いること。
自宅で親にもしものことがあった場合は刑事事件になるので、医師とは関わっておくべきこと。
緊急で危篤の場合、医師に連絡すること。その際、安楽な最期を希望されるならできるだけ延命治療を受けないこと。これは、何よりの親孝行になりますよと、僕からのアドバイス。
当初は、善根を施す気持ちであっても、悪因を自ら作ってしまうのが、呪術としての一面を持つ鍼術だからだ。
このことは、過去ブログ 「鍼術とはー内なる自然」
に書いているので、鍼灸師は一読してみられたらよいと思う。
自分の心に、しっくりと来る治療をすることだ。