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2004.11.07
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この歴史的瞬間はきっと明るいものになるのだから、見る価値は大いにあると、
テレビの前で時間をダラダラとそれに費やした。
だからこの結果には愕然としたし、「悲」「怒」「恐」「怖」・・・「死」といった負の文字が、
また甦ってきて、「未来」の文字さえどす黒く見える。

現職は強いといえども、まさかブッシュが再選するとは思わなかった。
ドイツ人が再びヒットラーを選んでしまったような驚愕が、現実に起こってしまった。
今回の選挙で、アメリカは二つに分断された。その再統合と、イラク戦争の見直し・方向転換を求められているが、
その誤りを犯した人間の罪を素通りし、再建へと飛躍するのは本末転倒、頭が痛くなる。

わざわざありとあらゆる想像力を動員しなくても、一瞬で「恐怖」「怒り」の感情が湧き上がる。
貧弱な想像力が、個人を守ることだけに留まって、世界を見ることまで発展をしない有権者の一票。

「アメリカは世界のリーダーだ」というのなら、地球規模の選挙をと願いたい。
世界的な視野を持っての判断ができず、たえず半径100m以内のことだけにしか関心がいかない人達に、
果たしてこの大切な選挙を任せていいのだろうかと、あらためて選ぶ側の資質も問いたくなった。
この嘆きはブッシュに票を投じなかったアメリカ人や、占領軍に脅かされているイラク人も同じだろう。
ブッシュが再選した際に世界中がついたため息の数は、彼が再選して受けた拍手の数よりも、大きいはず。

今回の選挙の前に、ビンラディンが登場したが、あれは何だったのだろう。ビンラディンの登場は、
テロに怯えるだけのアメリカ人、すなわち暴力が生まれる根源を考える前に、軍事力という名の暴力でそれを叩き潰し、
自分達だけは守ってほしいと願う弱い人たちに、「ブッシュ支持」を促すコールのように見えた。
事実、ビンラディンの登場は今回の選挙で間違いなくブッシュに貢献している。真実はどうなんだろう。


各国で、部隊の撤兵と削減が発表されている。
大統領選挙が終わった今は、世界の方から緩やかでもいいから変わらねば。
残された道のなんと細いこと。その意味の、なんと大きいこと。







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Last updated  2004.11.07 15:01:28


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