まったりしましょ♪

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2008年10月04日
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カテゴリ: 小説

『秒速5センチメートル』新海誠


小説・秒速5センチメートル

気鋭の映像作家・新海誠が、
最新作である連作短編アニメーションを自ら初の小説化!
“どれほどの速さで生きれば、きみにまた会えるのか。”

【第一話】東京の小学校に通う遠野貴樹(たかき)と篠原明里(あかり)。
二人は常に一緒にいたが、先に明里が転校し、その後貴樹も転校することに。
遠く離れ離れになってしまう前に再会を願うふたり。
彼らのうえで永遠と瞬間が交錯し、ふりそそぐ。
【第二話】種子島に暮らす高校三年生の澄田花苗(かなえ)の心を占めているのは、
東京から転校して来た貴樹の存在。花苗にとって彼はいちばん身近で遠い憧れ。
切なく揺れる思いを抱えながら、花苗にとっての夏が過ぎてゆく。
【第三話】貴樹は大学進学のため上京し、いくつかの恋をし、またそれらを失った。
卒業後、ソフトウェア開発企業に就職した貴樹は、仕事で出会った
水野理沙(りさ)に惹かれていくが……。


以上解説




よかったので原作も読んでみました。


映画の感想は コチラ



映画の監督が小説化したので
映画と同じストーリーです。
だけど、映画は短い時間で作ってあるので
映画では表現できなかったことを小説で補っています。




映画では、
“なんてせつないストーリーなんだろう、
貴樹が悲しすぎる・・・”

と思ってたけれど小説を読むと色々納得した。



小説を読んで一番良かったのは
貴樹が明里に書いた手紙の内容が判明したこと。

駅で風に飛ばされて行方不明になった手紙。

あの手紙の内容はとても重要だったんだね。



そして明里も渡せなかった手紙。






映画を観る限りでは、貴樹は明里という思い出に
とらわれ過ぎてラストの踏切シーンまで
ホントに恋をしなかったのだとばかり思っていたけど
(理沙とは本気だと思わなかった)
ちゃんと貴樹は大学時代に本気で好きになって
付き合った人がいたんだね。


だけどやっぱり明里の存在が大きすぎたのかな。



明里はあの渡せなかった手紙の内容からもわかるように
もう貴樹とは会えないとわかっていていた。
感謝・お別れの手紙だった。
なのであのキスの夜を最後に
覚悟は決めてたんだね。

そして自分なりに新しいスタートを向かえたと思う。



二人はほんとに好き同士でお互いを求めあってたけど
やっぱりまだ二人は未熟だったし
どうにもならないことをよくわかっていた。

別れを受け入れたけれど、
貴樹はいつもいつも明里の事が心の隅でひっかかっていたのかな。






あの踏切のシーンは、明里を重ねて
とてもせつないシーンだと思ってたけれど
小説を読んだあとは、あのシーンは
貴樹の覚悟のシーンなのだと思った。

ちょっと救われた気がしました。






初恋や、実らなかった恋は忘れられないからね。


映画を観て、小説読むのをお勧めします。





 秒速5センチメートル

One more time,One more chance 『秒速5センチメートル』Special Edition/山崎まさよし[CD]








私 的 評 価
5 段 階







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最終更新日  2008年10月04日 21時03分51秒
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