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2009年02月27日

『七回死んだ男』

テーマ：今日どんな本をよみましたか?(90489)

カテゴリ：小説

『七回死んだ男』西澤保彦

七回死んだ男

どうしても殺人が防げない！？
不思議な時間の「反復落し穴」で、甦る度に、
また殺されてしまう、渕上零治郎（ふちがみれいじろう）老人――。
「落し穴」を唯一人認識できる孫の久太郎少年は、
祖父を救うためにあらゆる手を尽くす。孤軍奮闘の末、
少年探偵が思いついた解決策とは！
時空の不条理を核にした、本格長編パズラー。

以上解説

タイムリープとミステリーが合わさった話。

発想は面白いと思う。

高校一年生の主人公、久太郎は不思議な体験をする。
たまに「反復落し穴」という現象にあい
9回ほど同じ1日を過ごすことになる。

その「反復落し穴」にあたった日に
祖父が死んでしまい、防ごうとする久太郎。

９回も同じ日を繰り返すのに
何度も同じことをするので単調かと思ったけど
一回ごと毎回裏切られて楽しい。

案の定、推理オンチの私は最後まで祖父の死の原因がわからなかった。

なんてことはなかったんだけどねw

事件が解決した後も、後日談で驚かされた。
しかし友理さん、あっさり信じたね

欲を言うなら、兄たちがどうなったかが
詳しく知りたかったです。

コメディタッチで書かれているので面白かった。