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2009年03月12日

『おいしいコーヒーのいれ方(3)彼女の朝』

(2)

テーマ：今日どんな本をよみましたか?(90581)

カテゴリ：小説

『おいしいコーヒーのいれ方(3)彼女の朝』村上由佳

彼女の朝

「…今日は、鴨川にいない?」蚊の鳴くような声で、かれんが言った…
この夏、ほとんど二人きりになれなかった僕らは、
互いの心が見えないことで悩みもした。
そして、久しぶりに来たここ鴨川。
これまでの嫌な雰囲気を洗い流したくて、二人して、
思いきり海ではしゃいだ、その帰り。
外房線の不通というアクシデントが、彼女にこの一言を口にさせたのだ―。

以上解説

図書館で借りたんだけど、受付に出すとき
この表紙はちょっと恥ずかしかったよ

今回はふたりで初めてのお泊り。

なかなか帰らない叔母さんに窮屈な思いをしながら
思い切って鴨川に二人で行こうと提案したら
お決まりのアクシデントで帰れなくなる。

そしてそのままペンションへ…

なんかもーね、勝利がじれったい!!!

とっととやっちまえYO!

読んでるこちらは、はがゆくてしょうがない。
かれんのことを考えてあげるやさしさは
とても素敵なことだけど(勝利の都合もあったが)
もうちょっと押しが欲しいな。

勝利はよく
「こんな美しくて素晴らしい人がなぜ僕みたいな…」
ことを言ってるけれど勝利も負けてないと思う。

顔の描写がないからどうかわからないけど
かわいいとされてるりつ子は勝利に惚れてるくらいだから
変ではないはず。そこそこかっこいいと思う。

４年制の大学通ってるので(いい大学じゃないにしろ)
頭も普通なんだろうし。

料理・炊事・洗濯と家事は完璧。
それをすることを嫌がっていない。逆にしてあげたい。

かれんに一途で、相手の気持ちを思いやることもできる
やさしい青年。

勝利も負けず劣らずいい男じゃん!!!

こんな男の子がいたら、好きになっちゃうよ。