遠恋しながら読書の日々。

遠恋しながら読書の日々。

England, My England


英国に関して。(Britainね。Englandだけでなく)




rose


Ah, how he had loved it!
The green garden path, the tufts of flowers,purple and white columbines, and great oriental red poppies with theirblack chaps and mulleins tall and yellow, this flamy garden which hadbeen a garden for a thousand years, scooped out in the little hollowamong the snake-infested commons.
He had made it flame with flowers, in asun cup under its hedges and trees.
So old, so old a place!

              ----D.H.Lawrence 「England, My England」




私にとって、英国は決して夢の国ではない。
(というより、この世の中に夢の国などないのだ。)
幻想や憧れの対象でもないし、日本と比べて
格別進んでいたり、劣っていたり、大人であったり、
子供であったりすることもなく。

日本を含めた世界中の他の国と同じように
いいところもいっぱいあるし、
悪いところもいっぱいある国だ。 

では、嫌いか、と言われると。
大好きだ。
時々、湿った空気のにおいを嗅いだり、からっと晴れて
いるのに肌に突き刺さるような冷たい風の吹く日には
急にイギリスの風景が鮮明に目の前に浮かび、
きゅっと胸が苦しくなるような懐かしくて
足が止まってしまうことがよくある。

BA,MA,就職とイギリスの中をウロウロ移動した日々…。
要するに、いいことも嫌なこともあるけど
なんだかウマが合う。
大好きだけど理想化してない。
つらくて泣いた事もあったけど
イギリスで過ごした宝物のような年月を
ホントに大事に思ってる。

そんなカンジ。



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