ストレンジャー(放浪者)

日本昔話



むかーし、むかーし在るところにジィ様とバァ様が居ったそうな。
ジィ様はおん歳八十二歳バァ様は七十八歳だった。

ジィ様バァ様は村でも評判の正直者だった。
二人とも歳で腰が痛かろうが、足が痺れようが一日たりとも休まずに
朝もはよから畑に出ていき、日が沈んだら家に帰って縄を編んだ。

在る日、夜が明けぬうちからジィ様が大騒ぎしだした。
ジィ様(あっれ~、オッタマゲただ!)と、布団のから飛び出し立ちあがってる。
バァ様(ジィ様どうしたんだ、何ぞ悪い夢でも見たんか)
ジィ様(いんや、バァ様ちょっとコイツを見てみんしゃい)
バァ様(アンレ~!オッタマゲただ~~~!!)
バァ様が見たものは、それはそれは光り輝く
見事にそそり立ったモノ、○○○だったのです。
ジィ様(何十年ぶりに朝からこんなに見事にオッタタ○○○を見るのは)
バァ様(オラも久しぶりに拝ませてもらっただ、オッタタ○○○さを・・・)
ジィ様(此れも今まで真面目に働いてきたのを、
神さんが見ていたくれたからじゃろう、バァ様久しぶりにイってみるかい?)
バァ様(朝ぱらから、やんだジィ様たっら、でも折角だから頂こうかなのぅ)
ジィ様(バァ様も昔から嫌いじゃなかったもんな、ホンならイクでバァ様)
バァ様(アッレ~♪はっはっウグ、ウグ!)
ジィ様(はっはっ!ええんか?ええのんか?バァ様!オッタタ○○○は?)

・・
・・・
バァ様(んまかぁぁぁ~~~オッタタご飯は!)

♪イイなぁ、イイなぁ~、人間ってイイなぁぁぁ~~~♪

てなわけで昨日、美味しく焚ける炊飯器を買って来ました。
お蔭様で飛び降りた時に、打ち所が良かったみたいでこのような前フリになりました。

早々に夕食の時にご飯を炊いて見ました。
炊飯器のフタをあけると立ち昇る湯気、
そして曇ったメガネを拭いて見てみると・・・

オォ!
真っ白に光り輝いてる!!
しかも米の一粒一粒が立ってる!!!

先ずはご飯だけを口に含んでみると
(アッレ~♪はっはっフグ、フグ!)と、なりまして
今まで使用していた同じお米とは
雲泥の差、とても同一種の米とは思えないのです。

気になるおかずは、生卵と納豆でした。

さてきょうも光り輝くオッタタご飯をいただきま~す

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