カナダ・バンクーバー 8月31日~


banc in
 二時間早まって13:00入港。風景や風がとても気持ちいい。住みたくなるくらいだ。家族でモーターボートに乗っている子供が船に向かって手を振っている。
 舷門が込んでいるからと15時に上陸したのは失敗。港の両替所が小さくてすでに上陸した人の長蛇の列が。両替するのに一時間並んでしまう。

banc bri
 今日は船に乗っているバンクーバー出身の英語の先生が開くバーベキューパーティーに誘われたのでそれに行くことに。ひたすらきれいな海辺の道、針葉樹林の中を走る道を歩き、写真にある大きな橋を渡って海岸沿いの公園へ。ずいぶん寒いのに多くの人が海水浴している。カナダではこれくらいが十分海水浴するくらい暖かいのかな?残念ながら最近雨が少なく乾燥しているのでバーベキューは禁止されていたのでお菓子とハンバーガーだけのパーティーになってしまったが、日が傾いてくるとラッセンの絵のように波が夕日で透け、空は赤くなり、針葉樹林が黒いシルエットに。こんな風景が身近にあるとはなんといい町なんだろう。

9月1日。バンクーバー二日目。もう九月だ。船の上で7月、8月が過ぎてしまったという実感がまったくないなあ。
 今日は日本へ手紙を出さないといけないので切手を買いに郵便局に行ったらなんとしまっている。どうやら今日は祝日で休みらしい。今日出せなければ次の機会はアラスカになってしまうのでどうしたものかと思って町を歩いてお土産屋に入ると、偶然そこの奥さんは日本人で、切手を売っている店を教えてもらったりいろいろ世間話を。ついついこのお店でお土産を買いすぎてしまった。
 昼食は「もはや日本料理ではなくバンクーバー料理だ」といわれるバンクーバー名物すし屋へ行く。日系移民がこの町には多いらしく港町であることから町を歩いていてもあちこちにすし屋の看板を見かける。SAMURAIという日本人家族が経営する店へ。サーモンイクラ丼10カナダドル(800円)。なんとトロのにぎりずし1.5ドル(140円)。こんなに安いのに相当高級な店でないとありえないほどの大きいネタがのっていてとてもうまい。すしなんて日本出てからぜんぜん食べてないからな。つい食べ過ぎる。
banc town
 町の写真。高層ビルも立ち並ぶ大きな町なのに公園など緑も豊か。
 街中でガイドブックを眺め次はカナダで最大という水族館に行こうかと思って所持金を確認すると、なんと入場料に数ドル足りない…。寿司と土産に使いすぎた!みやげ物屋の多いロブソンストリートに出ると、お!目論見どおりピースボートのよく知っている人発見!お金を少し借りる。
 水族館は、ヨットがたくさん停泊しているきれいな海沿いの、スタンレーパークという公園の中にある。散歩やサイクリングをしている公園内を歩いて水族館へ。
 カナダ最大というからどれだけでかいのかと期待していたけどそれほど大きくもないな。実は日本が大きい水族館がありすぎな国なのだろうか。しかしラッコや海がめ、イルカなんかがのんびり泳いでいる姿をぼけっと眺めてそれなりに楽しむ。

 所持金ほとんどないので夕食も食べられず、夕方16:30には船に戻って船内で夕食。船からきれいな景色を眺めて過ごす。19:00出港。
 ちょうど出港の時が夕焼けの時間。山も海も赤く染まってとてもきれいな景色の中を船が走っているので、出港してもしばらくずいぶん多くの人がデッキに残っている。昨日歩いてわたった橋の下も通って、太平洋へ。長い旅も残す寄港地はアラスカだけだ。

9月3日
 23:00。ただいまオーロラが前方に見えております、とアナウンスが入って、自分も含め起きてたみんながはしゃいで前方デッキへ駆けつける。するとはるか遠くになにやら白っぽい雲のようなものが横にス~っと。ほう、あれがオーロラか。遠すぎてあまりオーロラっぽく見えん。その上長袖一枚しか着ていないから相当寒くなってきた。少し見て満足すると船内に入る。
 しかし次の日人から聞いた話では、夜中の3時ごろに船はオーロラの真下を通過してテレビで見るようにきれいだったらしい。ううう、キャビンにセーター取りに帰ってでも見ておくべきだった!

9月4・5・6日
 この日からアラスカに着くまで、航路の途中で船は連日違うフィヨルドの中に入って氷河と流氷を遊覧。

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 船は隘路を進む。時々鯨も現れる。といっても背中がチラッと出てたまに潮を吹くのが見える程度だが。
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 突き当たりの氷河前で停泊。氷の厚みだけですごい!
ice 3
 周りはすぐ近くまで山が迫ってきている。陸近くの岩の上にはアザラシやラッコなどいろんな動物が。
 空気が澄んでいるからだろうか、山にできる影がとても色彩的で鮮やかだったのが印象的だった。

 カナダからアラスカにかけての航海中、北米の空港から日本にでも向かうのだろうか、飛行機雲が何度も船の上に筋を引いた。右舷側遠くに長く連なる絵葉書のようにきれいな険しい雪山から、一本、上に向かってゆっくり、本当にゆっくりと白い筋が伸びて、まっすぐ頭上を通り過ぎ、とんでもなく大きなカーブを描いて左舷側はるか彼方の水平線に消えていく。空の端から端まで使った飛行機雲の虹である。一目では視界に入りきらない。なんと空は大きいのだろう。
 飛行機が高度を変えているわけでも旋回しているわけでもなく軌跡が円になるということは雲のカーブは地球の曲面に沿ったものなのかな(よくわからない。遠近法でそう見えるだけかしら)?
 とにかく日本の街中では絶対体験できない空と地球の雄大さをまたこのときも感じてしまった。

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