No.8 喜怒哀楽




ある程度の範囲を超えた感情の起伏をすると、
表情に表れる。

そう本で読んだから、たぶんそうなんだと思う。

でも私は、感情を起伏させない。
だから、何をしても感じない。

冷たい冷たい氷のよう。固まって動かない心。
いけないって分かってる、このままじゃ
友達ができないから。。


私は嬉しい時、笑う笑う。大きな声で。

そうママが言ってたから、そうなんだと思う。

でも私は、頭がおかしい訳じゃない。
だから、離れないで。

私が笑うとみんなが嫌がる。笑うのを止めよう。
いけないって分かってる、このままじゃ
友達もできないから。。


これで良かったのか。何が悪いのか。
何がいけないのか。何も分からない。
喜怒哀楽が壊れていく。

笑えない。怒れない。泣けない。楽しめない。
こうやってどんどん、
喜怒哀楽が無くなっていく。


「お願いだから…もうすこし人間でいさせて?」


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