いわぴいのドラマ日記

いわぴいのドラマ日記

January 9, 2006
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カテゴリ: ドラマ
 最後の最後のレビューを書いた後でファイナル第1夜を見てしまったんですが、犯罪の質としてはこの物語が一番の手が込んでいたのではないでしょうか?まさかここまで仕組んであるとは思っても見ませんでした。教え子を傀儡に使うとは・・・・。しかも古畑任三郎まで踊らされてしまったんですから、ある意味古畑任三郎の敗北とも言えるのではないでしょうか?

 西園寺と今泉が言っていたとおり、横溝正史に似ている感じの設定でしたよね。金曜日に女王蜂をやる関係でこれも仕込んでおいたのかなと思ってしまいました。ただ、その分身内の殺人ということで家族の遺産相続がらみでいろいろあるのかなとも考えましたが・・・。実際に社長になった音弥が会社を改革して行こうとする姿も、彼の意思に沿ってやっているような感じがしたので、疑う部分は途中まで無かったんですよね。

 今までの古畑任三郎はといえば、実行犯はいつもわかっているので犯人は実際に兄を殺した音弥以外にはいないと考えていました。事実、今回の事件では天馬先生は全く自分の手を下していないわけですし、完全犯罪でありながら犯罪といえないような気持ちににすらなってしまいました。「何かをしろ!」と命令したわけではないので、教唆罪すら成立しないような気がします。刑法はほとんど素人なのでなんともいえませんが・・・。

 とにかく、天馬先生が音弥を誘導する様が見事でしたよね。裏山の開発に反対していた叔父の死を契機に推進派の兄を殺すために人に流されやすい音弥に自分の意思を伝え、過去の完全犯罪ファイルを発見させた挙句、さらにほかの人の意見に反対されないために自殺させてしまうというシナリオが恐ろしく完璧でした。しかも、古畑が音弥を追い詰めることまで計算に入っていたというのがさらに計画の完全性を高めていました。古畑にとっては音弥が殺されてしまったのが悔しくてしょうがなかったでしょうね。

 それでも15年前の時点で音弥の父親が殺された事件と重ね合わせるとすべてのつじつまが合うことに着目した古畑は真犯人をやっとのことで逮捕することが出来ました。これ以上犠牲者を出さないためには次善の事はできたようですね。ファイナルといいながらここまで新しい話を出してきてくれたことにこの作品の素晴らしさを感じました。終わってしまうのは本当に残念ですね。そして、この作品を生み出してくれた三谷幸喜に心から感謝を送りたいと思います。

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最終更新日  January 9, 2006 11:49:26 AM
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