いわぴいのドラマ日記

いわぴいのドラマ日記

March 16, 2006
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カテゴリ: ドラマ
 今まで悲鳴をあげ続けていた子供の声に気づかなかった大人たちの悲しみがとても痛かったですね。雪穂と亮司のそれまでについて語っていた笹垣に向けて「あの子達は被害者じゃないですか?どうして気づいてあげられなかったんだろう・・・」という言葉は、亮司と雪穂にかかわった大人たちみんなが思っていたことなのかもしれませんね。

 救われないとはわかっていたものの守り続けてきたものをどうしても守るために雪穂の母親を殺さざるを得なかった亮司とそれを黙認せざるを得なかった雪穂のことを思うとなんともやりきれない気分でしたね。やり方はいつもの通り汚いですが・・・。雪穂を表の世界に出すためにどうしても事実を知っている人間を消そうとする亮司の執念がすさまじかったですね。雪穂にとっても辛いことだと知りながらチューブを外す姿は静かでしたが、確実に何かが変わった瞬間でもあったような気がしました。

 雪穂も今まで見せたことのない疲れを見せていましたね。今まで犯してきた罪とは明らかに違っていたからなんだと思います。これまでは自分の敵だったり、ライバルだったりを蹴散らすために犯してきた犯罪でしたが、今回は完全な自分の味方を文字通り葬り去らなければならなかったと言うことが彼女を疲れさせてしまったんでしょうね。倒れた雪穂を見守る篠塚に「あたしは、何も恩返しが出来なかった・・・」と母親のことを語る雪穂の言葉には全くうそは含まれていなかったような気がします。「本当の優しさを知っている人でした・・・」と思うだけに自分が作った結果だと知りながら悲しみを抑えることが出来なかったのではないでしょうか?

 ただ、こんな感情的な雪穂を見ても篠塚は相変わらず冷静でしたね。笹垣と今後の雪穂の監視について相談したり、若いのになかなかの知恵者という感じがして、さすが大企業の跡取りだなあと感心してしまいました。笹垣も笹垣で弥生子のところに通いつめて 図書館 のことを聞き出したり、なかなか精力的に動き回っている姿は変わらなかったですね。

 そして、その 図書館 が笹垣にとって運命の出来事になったわけですよね。「風とともに去りぬ」でしかつながっていなかった二人が初めて彼の操作上で実際につながったわけですから・・・。谷口に昔の事を聞いたときに笹垣の心は震えっぱなしだったんじゃないでしょうか?真実を聞いた谷口が感じた以上に、二人を追い続けた笹垣の後悔の大きさは膨れ上がっていたんじゃないかと思います。自分なら二人をすくうことが出来たという自責の念が彼の心を襲っていたんでしょう。どぶ川の土手を歩きながら涙を流していたのはそのせいでしょうね・・・。

 そんな笹垣を亮司は青酸カリで殺すことを考えていました。どうしても雪穂を過去のしがらみから守り通すために。一度は雪穂の母親のことで断念したことでしたが、確実に雪穂を守るためには事実を知る亮司自身と笹垣を殺さなければならないと言う彼の信念は今までにない強さを感じることが出来ました。

 ただ、母親の遺影と笹垣の ノート はさみ で殺すことを決意してしまいました。笹垣に見つかったことで、来週はいきなり直接対決ということになりますが、一体どんなことになってしまうんでしょうか?泣いても笑っても最終回、二人の白夜が晴れるのかどうか、目が離せないでしょう。

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最終更新日  March 12, 2012 02:43:11 PM
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