いわぴいのドラマ日記

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April 14, 2006

ドラマ・弁護士のくず　～第１回～

(560)

テーマ：どんなテレビを見ました？(82911)

カテゴリ：ドラマ

　とても面白かったですねぇ・・・。仕事なんかまじめにやっていないように見える九頭が実は一番人間が見えているって言うシニカルな感じがなんとも言えず面白いです。理想に燃えている武田が的外れなことばかりしてしまうのとは対照的なので、余計に笑えますよね（笑）二人のコンビがこれからどんな事件に挑んでいくのか楽しみです。

司法修習が終わって人権派の白石弁護士事務所に勤務することになった武田ですが、コンビを組むことになったのは自殺志願者に自殺を勧め、仕事もせずに毎晩飲み歩いている九頭でした。名前のとおりのくずな姿にすっかり理想を打ち砕かれてしまった武田の落胆する様子が笑えました。多かれ少なかれどんな仕事でも理想どおりなんて行かないに決まっているんですけどねぇ・・・。

　ドラマとしてはありがちなパターンですが、飲み歩きながら情報を集めている九頭の様子はただの遊び人でしたよね。そんな態度でいながら法廷で相手の弁護士が隠し玉を用意してきたのに対抗するために、さらに隠し玉と油断という爆弾を用意するなんてなかなかやるなと思ってしまいました。「弱いカードを強いカードに変えるんだよ」という武田に向けて言った言葉を現実のものにしてしまったときには驚いてしまいました。

　それとは逆にセクハラ裁判の依頼人の矢賀照代の嘘も感づいていると言うのもすごいですよね。依頼人は嘘をつくという言葉がありますが、その嘘を守るために弁護をするということもあるんですね。話で聞くと気持ちのいいものではありませんが・・・。本音と建前を使い分けられる九頭という弁護士は見かけとは違って相当のやり手なのかもしれませんね。

豊川悦司がドラマに出演するのを久しぶりに見ました。昼間に再放送で「愛していると言ってくれ」が再放送されていたのは、彼が新ドラマの主役だったからなんですね。こんなにしゃべる役も初めてのような気がしますが、世の中を斜めに見ている感じがなんとも言えず彼らしいような気がします。エリートというよりもわが道を行く九頭がなんだか憎めないキャラクターでうれしいですね。高嶋礼子との過去の関係も気になりますし、謎の部分もこれから明かされそうで楽しみです。

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