いわぴいのドラマ日記

いわぴいのドラマ日記

May 14, 2006
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カテゴリ: ドラマ
大和朝廷

 その信長の恐ろしさはもはや家中では止められるものがいなくなっていましたね。一度失態を犯した秀吉にはそれを静止すればもう命はないと思わなければならなかったでしょうし、その陪臣である一豊にとってはなすすべすらなかったものと思われます。ただ、その悪魔のような命令に対して、それを遂行しなければならない悲しさや辛さが一豊の姿からは感じられました。 比叡山 に続いて女子供を皆殺しにしなければならなかった後悔が、彼の気持ちをぐらつかせたんでしょうね。

 そんなときに毛利への寝返りを画策した六平太はさすがに物事の機微を感じる力を持っているなあと感心させられました。確かに完全な恐怖政治家になってしまった信長に、自分の身の危険を感じて裏切る家臣は続々と出てくるかもしれないですからねぇ・・・。 一豊 というよりも千代を守り通したい六平太にとっては今信長についている一豊が危なっかしく見えたとしても仕方ありません。六平太の魅力ある話に乗らなかった一豊もやっぱり時勢を見極めていたということなんでしょうか?

 そんな血なまぐさい男の世界の中にあるからこそ、長浜での 千代 とよねの暮らしぶりは穏やかで心が和みましたね。千代とは違いおとなしいよねがすくすくと育っていく姿を眼を細めて見守る千代は一豊への手紙をしたためながら幸せな時間を過ごしていたのではないでしょうか?戦場に出ている夫に気を病むことはあったかもしれませんが、長年武将の妻として生きてくればそれもまた慣れっこになっているでしょうからねぇ・・・。移り行く時間の中でただ、太平の世の訪れを待つ千代の姿に救われたような気がしました。

 それでもやはり、信長に反旗を翻すものは出てきてしまいましたね。この間松永久秀が鎮圧させられたにもかかわらず、今度は 荒木村重

 そんな中で秀吉の陣屋でも異変が起こりました。秀吉の作戦を陰で支え続けてきた 竹中半兵衛 が死の床に臥してしまったときには、確実に何かが終わりを告げようとしている暗示のように思えて仕方なかったですね。そして何よりも美濃の時代から何かと千代の世話を焼いてくれた半兵衛が亡くなると言うことが肉親が亡くなるようにつらかったです。戦場にでも駆けつけたいと思った千代の気持ちは痛いほどよくわかりましたね。そして、半兵衛が千代を思い続けていたという事実も衝撃的で切なかったです。自分の気持ちを押し込めて一豊に接し続けてきた半兵衛という男の大きさをあらためて思い知らされました。彼がいなくなってしまうことで、その穴を黒田官兵衛に埋めてもらいたいと願った半兵衛の気持ちは通じるんでしょうか?秀吉の天下取りを夢見た一人の男の灯が今日消えてしまいました・・・。

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最終更新日  May 14, 2006 10:11:50 PM コメント(2) | コメントを書く


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