いわぴいのドラマ日記

いわぴいのドラマ日記

September 13, 2008
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カテゴリ: ドラマ
「私は今でも空に恋をしています。そしてきっとこれからもずっと永遠に」 ラストシーンのラストナレーション、やっぱり最高です。映画館に並ぼうと思っても女子中高生ばかりだったので、逃げ帰ったリベンジがやっとここで果たせたような気がします。(もっとも映画版はDVD発売と同時に見ましたけどね・・・。)初恋には誰もがずっと恋をし続けるのではないでしょうか。そして、美嘉の場合には、出会いから最後の別れまでのすべてが衝撃的であっただけになおさら忘れられないものになるでしょうね・・・。

 突然の外出許可が家族からヒロに告げられたとき、最終回だからというのもありますが、やはり来るときが来てしまったのかと思いましたね。両親・姉すべてが明るい表情をしているというのが不自然といえば不自然ですから。来るべき時を前にして全員が取り繕っていたのかもしれませんけどね。でも、それだからこそ残された時間を大切に過ごそうという意思が全員に芽生えたのかもしれないなあと感じます。ただのんべんだらりと生きている人よりも残された時間が少なくても目的を持って生きている人のほうがやはり強いのではないでしょうか?ヒロの美嘉に向けた言葉にはそんな意思がこもっていたような気がします。そして、それに応えた美嘉の一緒にいられればいいという言葉にも・・・。

 二人にとってこの外出許可が最高のときだったのかもしれませんね。初デートのような喜び、そしてそれをかみ締めることの出来る幸せ、どれもこれも普通では体験できないようなことばかりだと思います。普通ではないというのが悲しい限りですが・・・。思い出の場所をめぐり、図書館の黒板の書き込みについて語り合い・・・。二人で過ごすことができなかった卒業式に、ヒロの死を前にしてやっと二人でたどり着けたんですよね。「君は幸せでしたか?」「とても幸せで した す。」そして、書き加えられた「私も幸せです。」という言葉。さらに失った子供への哀悼。すべてが優しさに充たされていたのではないでしょうか?だからこそ、美嘉もヒロの元彼女に優しくできたんでしょうね。ヒロが弁当にケチをつけていたのが幸せすぎて印象的でした。

 ただ、死を意識したヒロにとってはこの外出が何を意味しているのかがわかりきっていたのかもしれませんね。川が好きだと言っていたヒロが「空になりたい。」という言葉を口にしたとき、まさにその瞬間彼は死を意識したのではないでしょうか。そして、生きているうちには守りきれなかった美嘉を空から守り続けるという意思表示を彼女にしたかったのではないでしょうか。そうすることで先立つことへの謝罪を先にしたような気がしてならないんですよねぇ・・・。

 ただ、そんな思いもむなしくヒロは二足も三足もはやく美嘉を残して旅立つことになってしまいました。楽しかったピクニックの写真を現像しに行っている美嘉を残して・・・。テレビ電話でお互いの言葉を交わしあった二人の別れはせつな過ぎました。確かに現代のテクノロジーのおかげで顔を見ることはできますが、温もりや細かな表情や伝わってくる気持ちが感じられないことがとても切なかったですね。ヒロの日記を手渡された美嘉がヒロの大好きな場所で飛び込もうと思ったのはそのせいだったような気がします。

 それを救ったのは二羽の鳥たち。きっと、ヒロが黄泉の国から送り届けた美嘉への最初のプレゼントだったのではないでしょうか。ヒロが美嘉の死を望んでいないこと、そして彼女に素晴らしい未来が待っていること、自分が見守り続けていくことを鳥たちに託して伝えたかったのではないでしょうか。手渡された日記につづられた言葉を胸に美香が強く生きていくことを心から願いたいですね。「空」に恋し続けながら・・・。

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最終更新日  September 13, 2008 11:49:47 PMコメント(0) | コメントを書く


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