出会い～結婚の約束
マネージャー）として赴任てきた・・・というものだった。第一印象は
「かっこいいなぁ～」でもその時は、もっと年上の人かと思ったし、まわり
のスタッフも彼の赴任前から「独身らしいよ」とか言って狙っていたよう
だったので、まさか私の彼氏になるとは思ってもいなかった。おまけにその時、
私には付き合っている人がいたのである。
ところが私たちには共通点があった。その共通点でいつしか他の誰にも言え
ないようなことでも彼にだけは言えるような関係になっていった。
当時の私の彼氏はマレー系マレーシア人だった。そう共通点とはこのこと
だった。私は彼との将来を考え悩んでいた。マレーシアに来たのも本当にムスリム
として生きていけるかを見るためだった。実はクマさんの前の彼女もムスリム
で2年以上付き合っていたから、私の気持ちをよく理解してくれるよきアドバイ
ザーだったのである。そんな彼からある日、突然聞かれた。「改宗する覚悟は
出来てるの？」私は「わからない・・・。50％かな」と正直な気持ちを答えた。
これはマレー系の友人には言えない本音だった。みんなも改宗は簡単じゃないよ～
と言いながらも、心のどこかで「ロティは絶対改宗できる」って思って
いるのが彼らの言動からヒシヒシと感じていたからだ。
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