13日の金曜日は不吉な日?(笑



金曜日は、「満月の悲劇」として初期キリスト教徒に語り継がれる十字架刑の日であり、オカルト趣味の人たちにとっては「不吉」な曜日かもしれません。
しかし、13日には根拠がありません。
最後の晩餐を13人で食べたから、とか言いますが、日付とは関係ありませんね。

初期キリスト教会が禁教を解かれる一方で、ユダヤ教団が成立し、独自の暦が作られるようになり、
キリスト教会もコンスタンティヌス1世が召集したニカイア宗教会議(325年)において 復活節 の決め方を法則化しました。

近代になって、13を不吉な数とする考えを基に、受難の金曜日はニサンの13日ではないか、とする想像が登場したようです。

ピラト総督任期中において、 過ぎ越し の祭りをカレンダー上に再現しようとすると、西暦29年のニサンの13日がこの金曜日となります。
これは産業革命後の西欧の暗い世相の中で流布されていたようです。

しかし、ニケア公会議の議論を正しく理解するならば、成り立つ余地は無く、現代においては、表立ってこれを唱える人は見かけません。(見掛けたら通報願います。)

さて、4月17日が復活の日である、という説は、キリスト受難の事件が西暦29年のことであるとする立場ですから、13日金曜日説と同根、表裏一体であるわけですが、これらの説をどこかで聞いてそのまま信じ、吹聴する人がいたとすれば、要注意です。

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