Jinの世界たびある日記

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2008年04月20日
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カテゴリ: 日本国内の話
龍安寺は宝徳2年(1450年)に、細川勝元が徳大寺家の別荘を譲り受けて寺地とし、妙心寺の義天玄承を開山として創建されたものなんだそうです。
応仁の乱で焼失し、長享2年(1488年)に再興し、寛政9年(1797年)の火災で方丈・仏殿・開山堂などを焼失したとのことなのですが…本当にもったいない話ですよね。

こうしてお寺へ向かう道のりを歩いていると、そんな火災があったなんて信じられないくらい穏やかな時間の流れを感じてしまいます。
ふとしたところに、こんな石像もあったりしますし。

龍安寺1.jpg龍安寺2.jpg

こんなところから入るのも、もともと別荘だった名残なのでしょうか(笑)。
まるでお家に入るみたいですよね。

龍安寺3.jpg

入ったら、大きくて立派な屏風が。
あまりに達筆で、見入ってしまいました。

龍安寺4.jpg ←なかなか大きな屏風なんですよね

ちょっとした廊下の風景も、趣があって素敵。

龍安寺5.jpg ←この先に行きたかったけど、進入禁止でした

ここ、龍安寺は石庭で有名なお寺なのですが…そのミニチュアが置いてありました。
自分で枯山水を作ってみろってことなのかしら??

龍安寺6.jpg

そして、ここが…俗名で「虎の子渡しの庭」ともいわれている有名な石庭。
白砂の上には15個の石がありましたよ。
この石は東から西へ7・5・3個という石組みで配置されていて、その石組みのまわりには苔の緑が見事に縁どられています。きっと深い意味があるんでしょうね。
海の景色を写しだしたとも、虎の親子が大河を渡っている様子を表現しているとも言われていますが…実際はどうなのでしょうか。

龍安寺7.jpg ←あまりにも有名な風景ですね

この石庭を前にたくさんの人が…ただ静かに座り、目の前の風景を見ながら自問自答を繰り返しているかのようでした。
これだけの人数の人々がいるにもかかわらず、ここではただ、静かな時間が流れています。

龍安寺9.jpg龍安寺8.jpg

時間を越えて何かを悟ってしまうかのような、そんな場所。
禅の極致を表現した永遠に新しい庭と言われるだけある、本当にすばらしいお庭です。

その石庭の後ろの間も、本当に素敵。
ふすまの絵もすばらしく、なによりこの空間の穏やかさに心が惹かれてしまいました。

龍安寺10.jpg

ぼんやりと、ただゆったりとした時間をすごしていると…閉門の時間になってしまいました。


龍安寺11.jpg ←苔も茂っていて、本当に素敵


また行ってみたいと思います。





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最終更新日  2008年04月20日 08時05分32秒


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