活字生活-無駄は人生の秘鑰なり




日記では書いていませんが
『へんないきもの』『またまたへんないきもの』
「ヨーロッパタヌキブンブク」をお探しの皆様。試しに「タヌキブンブク」で検索してみてください。「欧州狸文福」が何者であるか、おおよその見当はつくはずです。


『日曜日には僕は行かない』森茉莉
育ちは似ても似つかないが、私は森茉莉と性格が似ているような気がする。彼女のエッセイに書かれている状況は、私の数十年後の姿かもしれない。
...とは言うものの、かつて私は茉莉ばーさんのエッセイではなく小説、それも"お家芸"少年愛方面の小説みたいな恋愛生活にあこがれていた...。そして、あこがれと現実とのあまりの落差に、ひとり胸のうちで泣いていた。しかし今の私は、あえて愛に殉じることのできる潔さに涙する。彼らの恋愛がうらやむべきものにうつるのは、美々しく優雅な舞台設定や、神様みたいな愛人ゆえじゃない。愛という、時に残酷な衝動に自ら決着をつける覚悟があればこそなのだ、と。

世の中にあふれ返る「愛」という言葉に胡散臭さを感じたら読んでみてください。





『南総里見八犬伝』(全4巻)
  偕成社 5600円 
生協の宅配カタログで買ったので1割引だった。普段の買い物と一緒に届いた。
その夜、目だけ通すつもりで1巻のページをめくったのだが...
気がつけばびっちり2冊読んでいた。いかんいかん。お皿も片付けずに10時半だ!
でも、こういう「のめりこむ読書」こそ、本を読んでいる実感がするのも事実である。



『ニーチェからの贈りもの ストレスに悩むあなたに』
 ウルズラ・ミヒェルス-ヴェンツ   白水社 1600円 
一通り読んだら妙に高揚して「その気」になってしまい、原書を取り寄せてしまった。愚行にもほどがある。でも、ドイツ語で眺めたらもっともっとニーチェの声が理解できるような気がしたのだ。(思い込みは激しいほうだ。)
しかし、人間にとっての本当の『よりどころ』をここまで具体的に提示しえた彼が、ついには人間として破綻してしまった...というのは、世の皮肉としか言いようがない。



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