JJとnanaoと空とぶ絨毯

JJとnanaoと空とぶ絨毯

スペイン滞在日記~セビリア

サッカー熱を感じたセビリアの町 レアル戦




さて、わたしたちは次の日、マドリッドのオテル(HOTEL)を
早朝6時にチェックアウトし、歩いてアトーチャ駅へ。

朝方のマドリッドは、飲み明かした人の帰宅時間。
遊びつかれてヘロヘロになった人が帰る時間のようです。
みんな遊ぶのが大好きなのね~。
私達が向かったこのアトーチャ駅。
このアトーチャ駅、悲しくも翌年、通勤時間に爆破テロで
多くの人々が命を失った場所となりました。

さあ、私達は、高速列車AVEにてアンダルシア地方、
セビリアへと向かいます。所要時間は2時間30分。

AVEの中はとっても綺麗。
客室乗務員の女性は美しくて、それにはびっくり。
制服も清潔感あふれていてgood。
基本的にスペインの女性は小顔。そして美形が多いと感じました。
行った季節が冬だったから、スカートにブーツ姿で歩いてる女性が
多かったです。
アメリカでは、パンツを履いて、健康的な着こなしの女の子を
見ることが多いから、スペインの女の子の着こなしが女らしくておしゃれで、
とっても刺激的にも感じました。
やっぱり行く国によって着る服も違ってくるのね。

セビリアに着いた日は、ちょうど
セビリア-レアルマドリッドの試合があったので、
その試合を観にスタジアムへ。
昼のセビリアの町はさんさんと降り注ぐ太陽と、
ショッピングを楽しむ人たちで、のんびりした雰囲気。

でも、日が暮れ始め、サッカーの試合が近づいてくるにつれて、
町の雰囲気もちがう雰囲気に・・。
若者達、そしてチケット売り場のあたりにはゴールドを首に巻いた
ジャケットを羽織ったオトコ達が、
チケット持ってるかい?
と近寄ってくる。(あきらかに・・という雰囲気)

入場開始の1時間ほど前になると、スタジアム周辺は
若者のやま、やま、やま。どこから現れるの・・。というくらいに。
そして、グッズを売るショップのテントも外に並びました。
お昼はあんなに天気がよかったというのに、
パラパラと雨粒が落ちはじめました。
さっそくnanaoはカッパを購入。
残念なことに、のちにこれが大活躍するのですよ・・。

さあ、セビリアの選手たちが乗ったバスの到着です。
皆声を合わせて歌ったり、ものすごい歓声が・・。
さすがは、情熱の国ね。
さて、お次はレアルのバス到着です。
ものすごい大ブーイングが・・。
この差がお伝えできないのが非常に残念・・。
彼らの本気が伝わってた瞬間でもありました。

スペインのサッカー熱はやっぱ違いますね。
私とJJは、せっかくだからと、110ユーロ(15000円弱だったかしら)で、
前から5列目の席を購入。
いつもはテレビ画面の中で見る選手たちをとっても近くでみることが
できました。
nanao,大満足!

ロナウド、ジダン、ベッカム、(わたしの好きなロベルト・カルロスは
前の試合でケガをして休場。残念・・)
セビリアの選手はぜんぜん知らないのね・・)
試合中は試合よりも、観戦してるセビリアの地元っ子たちのほうが
私達にとってはおもしろかったです。

ロナウドが近くにくると「ぶた野郎に気をつけろ!」
(おいおい、そりゃ傷つくだろう。でもたしかに・・)
それきいて笑う人たちもいたが。
(彼ら、かなり本気→JJ,それ見てさらに爆笑)
そして、セビリアがゴールをはずしたときのためいき。
観客がいっせいにためいきをつくと、
ものすごくしんみりした気持ちになるのです・・。

そうしてるあいだに、セビリアのゴール!
も~、すごいったら。耳、どうかなりそうなほど、
手笛吹くわ、ゴール裏ベンチはみんな肩組んで、1つになって歌うわ、
抱き合うわ、
あ~、(またまた)次生まれ変わるんだったら
セビリアの若者になりたい・・。
そう思ったnanaoだったのでした。
ゲーム






シエスタ



スペインにいると、時間の感覚が日本にいるときとまったく違うことに気づく。
ここにはシエスタがある。
シエスタとは、2時から4時までの間の休憩時間。
ショップ・レストラン、この時間はだいたい閉まってしまう。
そして人々は、4時からまた働き始める。

休憩時間といっても、ただの休憩ではない。
このシエスタの間は、お昼寝をする人もいれば、
家に帰って家族とのランチを楽しむものもいる。
この時間はスペイン人の生活の大切な一部なのだ。

このシエスタ、始まりはスペインの南部、
アンダルシア地方からだと言われる。
暑さの中でオリーブの収穫やぶどうの刈りいれをする者にとって
昼食後の休憩は不可欠だったんだとか。
その習慣がいまのスペイン全体に拡がったのだそう。

私達はスペイン滞在中、このシエスタに慣れなくて
何度もランチを食べる時間を逃してしまった。
2時から4時までは、見事にお店がどこも閉まってしまうのだった。
こうなると4時まで耐えるのが大変だった。
でも、スペインでの生活をしていくうちに、
この習慣に徐々に慣れていった。

朝、パンを食べて、12時になったらランチをとる。
2時から4時までの間は部屋の中でゆったり過ごして
夜9時になったら夕食へと出掛ける。

スペインでの夜は遅い。
9時にbar(バル)に出掛けたとしても、客は数えるほどしかいない。
この時間帯は、カウンターに常連であろう老人が数人腰掛けて
オクトパスやイワシの酢漬けをつまみながら陽気に飲んでいる。

夜の始まりは11時をまわったくらいだ。
街は徐々に若者で溢れる。
この時間から朝まで、賑やかに遊ぶのだ。
疲れを知らないスペインの人たち・・・。


わたしはスペイン人のこの時間の過ごし方が好きだ。
仕事の合間にとる長い休憩、夕方のコーヒーブレイク。
このひとたちに一番必要とされるのは仕事ではないことに気付かされる。
家族との時間、友との時間、恋人との時間、
そして何より自分の時間がとても大切なことを示す。

コーヒーブレイクが終わるまで客は待たされる。
スペインでは当然のことのようだ。

ものに溢れ、仕事に明け暮れる今の時世に、
この生き方ができるスペイン人が
どんなに強くてたくましいと思えたことか。
忙しいと嘆く生活を当たり前に送ってきたわたしには
軽いカルチャーショックでもある。

素晴らしいかなシエスタ・・。





~続きはただいま編集中です。
coming soon・・・☆☆


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