僕の生きてた生きてる生きる道

僕の生きてた生きてる生きる道

その2

*………………………………………………………………………………………………………*

「 育児 」  小さな子育入門 2

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 私たちが初めて自動車を運転する時、自動車を買って自分のものになったからと言って、すぐに道路で運転をすることは許されていません。日本では自動車を運転する人に対して、それなりの学びと訓練があります。そうしないで運転をすると、多くの人に迷惑をかけてしまうからです。勉強をし、訓練を受け、試験を受けて運転の資格があると認められた者だけに、自動車運転の許可が出るのです。自動車を運転することは、それだけ大変なことなのです。


 しかし、自動車を運転するよりももっと大切な子どもを育児する時に、私たちはどれだけの学びと訓練を受けているでしょうか。ほとんどの人は、そのようなことをせずに父親になり、母親になって育児を始めるのです。


 なぜなら育児のための学びをするにしても、そのような場所が提供されているわけでもなく(最近は、保育園がそのような役割を負うようにと言われ始めました。)決まったテキストが準備されているわけでもないからです。そのため私たちは初めての経験を悩みながら、暗中模索の中でおそるおそる始めるようになります。


 育児の学びには、これでよいとの基準もありません。保育者としての学びをする学校はありますが、保育士の資格を取ったからと言って育児が上手にできるとも限りません。初めて自分の子を我が手に抱いた時から、無我夢中で始めるのが現実です。


 その中で私たちは、少しずつ教えられたり学んだりするのです。ですから育児をする者は自分が子どもと共に「親」として成長していくことの心構えを持つことが大切です。育児は「育自」と相通じるところがあるのです。初めての子を育てた親は、子どもから多くのことを学びますから、第2子の時は最初より余裕を持って子育てに当たることが出来ます。



最初から100パーセントうまくいく人はいません。悩みながら、失敗しながら、覚えていくのです。わが子と共に自分も一緒に成長していく気持ちで育児に望むことが大切でしょう。


 育児は奥の深いものです。ここまで学べばもう大丈夫!と言う線はありません。私は毎日子どもたちを見ながら、そこにある可能性の素晴らしさに、目から「うろこ」が落ちる思いの経験をしています。その子どもの素晴らしさを思う時に、子どもは神様からの預かりものと思います。


 子どもの素晴らしさが分かると、子育てがとても楽しくなります。人間の出来る働きの中で、子どもを育てていく働きほど尊いものはありません。お母さんから生まれた時の最初の泣き声、やがて目が見えるようになり、周囲の動きを目で追うようになった時の目の輝き、自分の足で初めて一歩歩いた時の感激、言葉を発した時、「ママと言ったよ。」、「いやパパと言ったんだ。」と嬉しくなった親ばかな姿等、これらは子どもがいくつになってもついてくる喜びです。神様がすべてのお父さん、お母さんに与えて下さった育児、子育てを誇りにしましょう。そしてこの素晴らしさと喜びを、思いっきり体験しましょう。





*………………………………………………………………………………………………………*
Template- すず♪♪


© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: