丈のホームページ

告知

12月4日・・・
私とパパと私の母と一緒に丈をこども病院に連れて行きました。
その日は先に形成外科の受診でした。
「指は骨はしっかりわかれているから、簡単な手術で治りますよ。
 お誕生が過ぎたら手術しましょう。」
優しい形成外科の先生にそう言ってもらい、ホッとしました。

「たいした事なくて、よかったね~♪」
なんて笑顔で話しながら、次の『遺伝染色科』で名前が呼ばれるのを待っていました。

『遺伝染色科』・・・今考えればこの科の名前で何となく想像がつくけれど
その時は何とも思いませんでした。

順番待ちの間に、その廊下の1番奥にあるベッドで丈のオムツをかえていました。
すると廊下の入り口の方から3歳か4歳くらいのダウン症の女の子がまっすぐ丈目掛けて走ってきました。
他にも小さな赤ちゃんはたくさんいたのに、寄り道もせず
1番遠くにいた丈のところにやってきました。
「ニコォ♪」と笑い、丈の頭をなでなで。
『可愛いなぁ』と思った反面、『何、なに!?』と思い
少し前に丈がダウン症の子の顔つきに見えたことを思い出しました。

それからすぐに名前を呼ばれて、遺伝科の部屋に入りました。
簡単に先生が自己紹介をして下さり、その後
「今日は何故この病院を紹介されたのか、産婦人科の先生から聞いていますか?」
と聞かれました。
「合指のことと、ほかに何か問題がないか一応検査を、と聞いてきました。」
私がそう答えると先生は少し目をそらして、「そうですか~」と・・・。

少し経ってから先生が説明し始めました。
筋力が弱い、鼻が低い、目がつりあがっている、猿線がある・・・
「次は何を言われるんだろう・・・」
だんだんと怖くなってきました。

「以上のことから、丈くんにはダウン症候群・・・ダウン症の疑いがあります。」

この人は、何を言っているんだろう・・・

私はただただ涙が止まらずに、その後先生に言われた事は全く覚えていません。

まず最初に頭に浮かんだことは、旦那との離婚。
そして『丈を産んだ事を、なかったことにしたい』
そう思ったこと、今でも忘れられません。

その後、合併症がないか、いくつか検査をしました。
丈の顔を見るのが、つらかった・・・
『可愛い』としか思えなかった丈が、言い方が悪いですが、ダウン症の子のお顔にしか見えなくて・・・

幸い、合併症はありませんでした。
今思えば本当に幸せなことですが、その時は素直に喜べませんでした・・・
もちろん『よかった』と思ったもの本当ですが、複雑な気持ちでした。

子供病院から家まで1時間弱。
帰りの車の中では、誰も、一言も口を開きませんでした。

『この子を可愛いと思えるだろうか・・・』
『この子をしっかり愛せるだろうか・・・』
私は何回も何回も、そんなことばかり考えていました。









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