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2007.06.20

この暗号を解いてはいけない

映時間 157分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開 (ワーナー)
初公開年月 2007/06/16
ジャンルサスペンス／犯罪／ミステリー
映倫 PG-12

【解説】

「セブン」「ファイト・クラブ」のデヴィッド・フィンチャー監督が
全米を震撼させた実在の未解決事件に挑むクライム・サスペンス。
“ゾディアック”と名乗る謎の犯人が引き起こした連続殺人事件を

翻弄され運命を狂わされていく４人の男たちを描く。
出演は「ブロークバック・マウンテン」のジェイク・ギレンホール、
「グッドナイト＆グッドラック」のロバート・ダウニー・Ｊｒ。

【ストーリー】

1969年7月4日、カリフォルニアでドライブ中の若いカップルが
銃撃され女性は絶命した、と警察に通報が入る。
そしてその通報者は最後に“犯人は俺だ”と言い残していた。
それから約１ヶ月後、サンフランシスコ・クロニクル紙に一通の
手紙が届き、７月の事件を含め２件の殺害を実行したとする
声明文が書き記されていた。

それは、のちに自らを“ゾディアック”と名乗る者からの
最初の手紙だった。さらに、そこには謎の暗号文も添えられ、

と脅迫してきたのだった。

以来、同紙の記者エイブリーと風刺漫画家グレイスミスは、
この一件と暗号解読に並々ならぬ執着をみせ没頭していく。
一方、サンフランシスコ市警の刑事トースキーと
アームストロングも取り憑かれたようにゾディアックを追いかけるが…。

ゾディアックチラシ.jpg

【感想】
）

デビッドフィンチャー監督と言えば、私にとっては
『セブン』のイメージが強く、この映画もそういう
感じかなあと思ったのですが全くタイプの異なる映画でした。

殺人が起こるのはわかっているので、最初のシーンから
ドキドキハラハラとするし、それ以外の描写でも
サスペンスタッチでドキドキとするものの
この映画は謎解きを扱っているサスペンス、ミステリー
と言うよりも解説にも書いてありますが、１９６９年全米を
震撼させたゾディアック事件に翻弄された４人の男の
人間ドラマでした。

ですのでスリルやサスペンスとエンターテイメントな
娯楽映画と思って観に行ったら、この上映時間は
かなり長く感じられ退屈するかも(^^;)

６９年７０年代と混沌としているアメリカがレトロな
映像で描かれていて、ドキュメンタリータッチな
作品となっていました。

私的には、『羊たちの沈黙』のような作品を期待
していたので、かなりイメージがちがった作品
でしたが、睡魔がくるとか飽きるとか言うことは
私はなかったです

ただゾディアック事件はアメリカでは有名な
事件であっても、私は初めて耳にした事件なので
犯人を追って行く段階で内容的に、わかりにくいことも
多々ありました

上映時間の長さは多少感じてしまいましたし、
未解決事件ですのでラストも当然犯人が
ハッキリしないわけでそういう意味では
スッキリしませんが、この事件にのめりこんで
人生を狂わされていった男たちのドラマは
面白かったですし、ところどころにはいる
思わせぶりな怖いシーンは（たとえば地下室に
行く時とか）妙に怖かったです

おすぎさんが絶賛していたとのことですが
（主人が言ってました）
おすぎさんが好きそうな感じだなあとも
思いました（笑）

ジェイクギレンホールもマークラファロも
良かったのですが、私のお目当ては
新聞記者役のロバートダウニーＪｒ
スキャナーダークリー
キスキスバンバン
この作品と観てきたのですが、今ちょっと
彼にハマってます

彼の危うい感じがたまらないんですよね～～
母性本能刺激されると言うか、女心を
くすぐられると言うか（笑）彼観ていると
なんか心配で抱きしめてあげたくなるんですよね
～～（爆）（余計なお世話でしょうが・(^^;)＞

ＣＭや予告編でやたら暗号解読、謎解き
が強調されますが、そういうことを期待して
観にいかれないほうがいいと思います。

この映画も好みがわかれるかなあと
思いました。

私は結構好きな映画です
ロバートダウニーＪｒが出てるからかも（笑）
余談ですが、時間があったら観ようと思っていた
『ラッキー・ユー』 （エリックバナ、ドリューバルモア）に
ロバートが出るので、２３日に公開したらすぐに
観に行くことにしました