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2006年09月07日

「風に舞いあがるビニールシート」森　絵都／著

テーマ：今日どんな本をよみましたか?(100592)

カテゴリ：読書

第135回直木賞受賞作です。

「風に舞いあがるビニールシート」

森　絵都／著

■内容紹介■
国連で難民事業に携わる里佳は上司で、
元夫のエドがアフガンで死んだという知らせに立ち直れない。
懸命に生きる人を描く6篇

どうも・・・・受賞作品と聞くと読みたくなるのですが
相性が悪いみたい。

私の感想は是非無視してください。
というか読まないでください。

6つの短編から本は出来てます。
器を探して
犬の散歩
守護神
鐘の音
ジェネレーションＸ
風に舞いあがるビニールシート

私は、自分の意志とは別の何かに押されて
突き進んで行く「器を探して」や「犬の散歩」が好きです。

それも、抗えば抗う程それに魅了されるそんな気持ち・・・
魔力があるのか？
それとも、その力は自ずから自分の内側から出てくるのか？
読み終えると、不思議な気持ちになります。

そして、コメディのような「守護神」

粒ぞろいだな～～
と思ったら最後の、
期待の期待の「風に舞いあがるビニールシート」で・・・・
いただけなかった。
ただぐじぐじとしている主人公に、同感する事無く読了。
（あ～これ以上書くと毒吐いて、危険なので止めます）

突き進むという行動が、6つ短編に共通項があり
その後は、上手くいく事もあれば
別の方向に進む事もある。

でも、この衝動ってなんなんでしょうね？
私も時々そういう心境になり、持て余す事があります。
でも、結局抗えず進むしかない。

最終的には選んだ事に後悔する事は余りないですが
その力を別の事に生かせたら？と思う事もあります。

私は、森さんもっとすごい物語、書けると思うんですよ。
これから長編で、いいお話期待したいです。

ではまた♪

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