くんは、開催中に何度も通うほど 「パースロイヤルショー」 の 大ファン でしたので、チューリップを見に行った時と同じく ビデオカメラ 持参でした。
わたしは当時、会場から歩いて10分以内のアパートにシェアメートと住んでいたので、日ごろのお礼にと、アパートで 夕食 をご馳走しました。
くんはバイト先でわたしによく お菓子 をくれたので、わたしはもらうだけもらうという 恩知らず ではありませんでした。
わたしは ブロッコリーのクリームパスタ と サラダ を作ったのですが、口に合わなかったようで、くんは 半分 も食べてくれませんでした。インド人にクリーム系は 刺激がなさすぎ だったのかもしれません。
かといってわたしたちの中は 進展 も 後退 もせず、普通に よいお友達 として時間が過ぎていきました。
わたしがくんに対する 見方 が変わる 事件 が 発生 したのはそれから 1週間後 のことでした。