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いま何より大事なのは、戦争をしないことなんです。戦争が起こらないようにすることなんです。
目先だけの思惑に迷うことなく、もっと大きく眼を見開いて、世界における日本の役割を考えなければなりません。 そして。その役割を果たすことに努力すれば、日本はけっしてダメになることはないのです。
その役割とは何か。 世界の国々を仲良くさせることです。「和」の心を起こさせ、手を結び合わせることです。幸い、日本は、憲法で戦争を放棄している世界でただ一つの国です。そして日本人は、二千年の昔から「大和の心」 で育ち、戦後もその心によって発展した民族です。日本は、この「大和の心」 をこそ大いに輸出しなければなりません。それこそが、世界を救う道であり、世界に奉仕する日本の道なのです。
『躍進』1982・1
今の憲法は日本人の誇りでもあり、生きがいの源泉でもある、と。特に第九条の「戦争の放棄」の条項は、その最たるものです。「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」
このように「永久に戦争をしない」ことを国の法として宣言したのは、人類の歴史上、初めてのことです。 日本人が世界に誇っていいことはいろいろあるけれど、これが随一と言っていいでしょう。
『躍進』1991・5
確かにほとんどの国が他の国々に対して猜疑心を抱き、そのために軍備を固めています。一方が核兵器を持てば、他方も核兵器を用意する。信頼どころではありません。疑い・脅し・騙し・駆け引き等が横行しているのが現実です。
その中にあって「日本は国是として他の国々を信頼していますよ。その信頼の上に生きていくのです」と全世界に向けて宣言したわけです。今もそう叫び続けているわけです。実に立派なことではないですか。この誠実さをどこまでも押し通していけば、いつかは国際社会で認められますよ。そして結局は、「国際社会において名誉ある地位を占める」ようになるでしょう。 それが平和国家であり、文化国家である日本のあるべき姿だと確信します。
『躍進』1991・5
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