ジャンク品でPC作り

1, 暗号資産(仮想通貨)の仕組み [秘密鍵と公開鍵]



 まず、暗号資産を論理的にとらえるには、「秘密鍵」と「公開鍵」の概要をおさえる必要があります。

 まず、秘密鍵です。これは、漏洩が許されない、自分自身がもつ鍵です。漏れたら、そこにある資産は無くなるものと考えてください。

 次に、公開鍵です。これは、秘密鍵から作ります。名前の通り、全域に公開される鍵となります。そして、公開鍵から「アドレス」を作ります。これで公開鍵が、一定の規則を持って読みやすい「英数字の羅列」に変わります。

 ここでカンの良い方は、「秘密鍵から公開鍵」が作られるのなら、逆に、「公開鍵から秘密鍵」を作ることができるのでは? ですよね?

 実は、「秘密鍵から公開鍵」は瞬時に出せるが、「公開鍵から秘密鍵」は計算量が多すぎて今のコンピュータでは無理だ、という性質が利用されています。このため、それを実現してしまう可能性がある量子コンピュータのニュースが流れると、それにビットコインが大きく反応するわけです。

 以上で……、ここに送って! と言われて、相手に渡すあの「アドレス」まで、せまることができました。ビットコインは、1または3から始まります。なお、2から始まるのは、テスト用のネットワークで使う、価値がないものです。


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