全3件 (3件中 1-3件目)
1

2025年J1第19節ガンバ大阪vs鹿島アントラーズの試合をパナソニックスタジアム吹田で観戦。1-0で鹿島アントラーズの勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)【戦術】〈ガンバ大阪〉攻撃では、4バックディフェンスラインとボランチのラヴィ、満田(時にディフェンスラインに降りて数的優位を作って)との連携したビルドアップから、右シャドーの山下と左シャドーのファンアラーノまたは左SB黒川が両サイドに高く張った上、時に4-2-4的システムを形成したうえ、両サイド、右サイドは山下と右SB半田、左サイドはファンアラーノと黒川に、それぞれボランチと中シャドー宇佐美が連携して攻撃の基点となってポジションチェンジを頻繁に行ったうえ、バス交換によりボール保持して、時にFWヒュメットへのポストプレーを交えつつ、ハーフスペース、更には両ポケットへの進出を狙って攻めていく。守備では、プレス時は4-4-2を基調とし、FWヒュイットと宇佐美の前線2人が基点となり、積極的にプレスをかけ、リトリート時は4-4-2ブロックディフェンス対応をしていく。(相手CK時はゾーン主体でマンマークを加味)〈鹿島アントラーズ〉攻撃では、4-2-3-1システムから3-4-2-1システムへの可変を前提として、右SB小池と植田とキム・テヒョンの両CBとボランチ柴崎と舩橋との練習したビルドアップから、両サイドを基点として、右サイドは右シャドーのチャヴリッチ、左サイドは左SB安西が高く張って基点となり、それぞれ左シャドー鈴木と中シャドー荒木に両ボランチが連携してパス交換し、時にCFレオセアラのポストプレーを交えつつ、ハーフスペース、更には両ポケットへの進出を狙って攻めていく。後半からは、レオセアラと鈴木の2トップとする4-4-2システムにて変更。守備では、ハイプレス時は4-2-3-1、ミドルプレス時とリトリート時は4-4-2基調でディフェンス対応していく。(相手CK時はゾーンを主体でマンツーマンを加味)【得点】9分 レオセアラ(鹿島アントラーズ)【退場】なし【警告】なし【試合の流れ】(前半)ガンバ、アントラーズとも4-2-3-1システムにて、試合が開始される。まずチャンスを作ったのはガンバで、2分に、カウンターがバイタルエリアにてCFヒュメットからクサビのパスを受けた右シャドー山下のシュートは、アントラーズGK早川にセーブされてしまう。その次にチャンスを作ったのはアントラーズで、一瞬の隙を突いて先制に繋げる。アントラーズは、9分に、ボールを保持していた左CBキム・テヒョンのフィードに反応したCFレオセアラがガンバディフェンスラインの裏に出ながら、ガンバGK一森より先にボールタッチして、ゴール右隅に流し込んで、アントラーズが1-0と先制する。アントラーズは、右シャドーのチャヴリッチと左SB安西が両サイドを高く張ったうえ、右SB小池、植田、キム・テヒョンの両CBの3枚と柴崎、舩橋の両ボランチとの5枚てビルドアップする3-4-2-1システムに可変して、両サイドを基点として攻撃を仕掛けようとする。その後は、ガンバが24分に、右サイドでの展開から、山下と右SB半田とのパス交換を起点として、バイタルエリアにてパスを受けた左シャドーのファンアラーノのシュートは柴崎にブロックされてしまい、続く25分に得た中シャドー宇佐美の左CKのこぼれ球を、左ポケットにて反応したファンアラーノのオーバーヘッドキックはゴール右に外れてしまう。ガンバは、ディフェンスラインのボランチとのビルドアップから、両サイドに展開して、アントラーズの4-4-2ブロックの外脇のスペースを攻撃の基点としてチャンスをうかがう。一方、アントラーズも29分に、カウンターから、チャヴリッチを起点として、レオセアラがシュートを放つも、バーを超えてしまう。その後は、ガンバがアントラーズの両SB裏を狙うパスや敵陣両サイド⇄ハーフスペース間でのポジションチェンジにより有効なスペースを作り出して、試合の流れを引き寄せてチャンスを作っていく。ガンバは、37分に、右サイドでの展開から、半田を起点として、山下からスルーパスを受けた宇佐美のシュートはゴール右に外れてしまい、44分にも、左サイドでの展開から、左SB黒川からグラウンダーのパスを、ペナルティエリア左で受けた宇佐美がゴール右隅を狙ったシュートを放つも、惜しくもゴール右に外れてしまう。アントラーズは、ガンバの攻撃に対して、4-4-2のリトリート対応を余儀なくされる時間帯が続くが、何とか無失点に抑えて、前半は0-0で終了。(後半)アントラーズは、レオセアラ、鈴木の2トップ、右MFチャヴリッチ、左MF荒木とする4-4-2システムに変更して、後半に臨む。(ガンバは選手交代やシステム変更なし)後半もガンバが前半と同じく、ビルドアップからの両サイドへの展開により、試合の流れを掴む。一方、アントラーズは、レオセアラ、鈴木へのクサビのパスを攻撃の基点にてしようとするが、ガンバCB中谷、福岡らの堅いディフェンスにより、有効な攻撃には至らず、4-4-2のリトリート対応を余儀なくされる時間帯が続く。アントラーズは、60分に、左SB安西とCFレオセアラが負傷してしまい、選手交代を余儀なくされ、左SBを安西から津久井に、CFレオセアラから田川に、更には両ボランチを柴崎、舩橋から、樋口、三竿に交代する4枚同時交代策を講じ、またMFチャヴリッチと荒木を左右ポジションチェンジするなど試合の流れを変えようトップとする。しかし、その後も、ガンバが両サイドを基点として、アントラーズのリトリート対応を更に押し下げて、半田、黒川の両SBを敵陣サイドの高い位置でプレーできたうえ、執拗にサイドチャンスを多用して、アントラーズの4-4-2ブロックを崩すべく攻勢を加えていく。ガンバは、68分に得た宇佐美の右FKに、ゴール前に飛び込んだ福岡が頭で合わせるも、惜しくもゴール左に外れてしまう。また、ガンバは、73分にも、右サイドでの展開から、ペナルティエリア右に進出した山下のアーリークロスに、ゴールフォア側に飛び込んだファンアラーノのボレーはゴールポストを直撃し、同点には至らない。その後もガンバの攻勢は続き、75分に、ペナルティエリア付近にて満田がもらったファールで、宇佐美のFKは僅かにバーを超えてしまう。一方で、アントラーズは、鈴木や田川がサイドに流れてボール投げ引き出そうとするが、ガンバの数的優位を活かしたディフェンス対応によりチャンス臨む芽を潰されてしまう。ガンバは、85分にも、右サイドでの展開から、宇佐美のクロスに、ゴール前にて反応したファンアラーノのシュートはバーを超えてしまう。更には、ロスタイムに入った90+1分に黒川に代わって左SBに投入された中野のクロスに、ゴールフォア側に飛び込んだ半田ガンバ頭で合わせたシュートは、今度はゴールポスト右に直撃してまたもや決定機を逃してしまう。アントラーズは、ガンバの両サイドからの執拗な攻撃に対して、左右MFをディフェンスラインまで下げてディフェンス対応したこともあり、アントラーズが何とかガンバの猛攻を凌いで、1-0と逃げ切って勝利。【システム】(ガンバ大阪)4-2-3-1(右から)GK 一森DF 半田、中谷、福岡、黒川(90+1分 中野)ボランチ 満田、ラヴィシャドー 山下(76分 ウェルトン)、宇佐美、ファンアラーノFW ヒュメット(守備時はプレス時、リトリート時とも4-4-2)(鹿島アントラーズ)4-2-3-1→3-4-2-1→4-4-2(右から)GK 早川DF 小池、植田、キム・テヒョン、安西(60分 津久井)ボランチ 柴崎(60分 樋口)、舩橋(60分 三竿)シャドー チャヴリッチ、荒木(82分 松村)、鈴木FW レオセアラ(60分 田川)(守備時は前半はハイプレス時は4-2-3-1、ミドルプレス時とリトリート時は4-4-2。後半は4-4-2)【勝負の分かれ目】アントラーズが先制できたことと、ガンバの有効な両サイド攻撃に対して、4-4-2ブロックによる粘り強いディフェンス対応で、ガンバに得点を許さなかったこと。【まとめ】 アントラーズは、ガンバの両サイドを基点とした攻撃によりハーフスペースを有効に使われてしまい、また後半もレオセアラと安西の負傷交代など苦しい展開が続いたが、前半矢先の先制点をベースに、4-4-2ブロックによる粘り強いディフェンス対応が光った。今後後半戦に折り返すにあたり、劣勢な試合展開の中、勝利をモノにしたことは大きい。ガンバは、前半途中から、ポジションチェンジなどにより有効なスペースを作ってアントラーズを押し込むことに成功して、終始試合を支配できたが後半の決定機がことごとくポストに嫌われるなど、不運が付き纏ったものとなってしまった。強いて言えば、ヒュメットが植田、キム・テヒョンに抑えられてしまったことが痛かった。 試合内容は完勝だが、結果として負けてしまった。#antlers#gamba#ガンバ阪#鹿島アントラーズ#ガンバvsアントラーズ#Jリーグ
2025.05.31

2025年J1第15節浦和レッズvsガンバ大阪の試合を埼玉スタジアムで観戦。1-0でガンバ大阪の勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)【戦術】〈ガンバ大阪〉攻撃では、4バックディフェンスラインとボランチ鈴木、満田(時にディフェンスラインに降りて)との連携したビルドアップから、右シャドーの山下と左シャドー食野が両サイドに高く張った上、4-2-4的システムを形成したうえ、両サイド、右サイドは山下と右SB半田、左サイドは食野と左SB黒川に、それぞれボランチと中シャドー宇佐美が連携して攻撃の基点となり、サイドチェンジやバス交換によりボール保持して、時にFWヒュメットへのポストプレーを交えつつ、ハーフスペース、更には両ポケットへの進出を狙って攻めていく。守備では、プレス時は4-4-2を基調とし、FWヒュイットと宇佐美の前線2人が基点となり、積極的にプレスをかけてショートカウンターを狙い、またリトリート時は4-4-2ブロックディフェンス対応をしていく。(相手CK時はゾーンとマンマークを併用)〈浦和レッズ〉攻撃では、4バックディフェンスラインとボランチ安居と松本との連携したビルドアップから、両サイドへの展開、右は右シャドー金子と右SB石原、左サイドは左シャドーのサヴィオと左SB長沼に、両ボランチが絡んで攻撃の基点となり、ハーフスペースやバイタルエリアに降りてくる中シャドー渡邊、CF松尾へのクサビのパスを利用しながら、サイド→中→サイド→中山を繰り返しつつ攻めていく。 また、石原、ダニーロ、ホイブラーテンの3CB、金子、長沼を両WB、サヴィオ、渡邊の両シャドーとする3-4-2-1システムへ可変する時間帯もあり。守備では、4-4-2を基調としてプレス時は前線4人にプレス仕掛け、リトリート時は4-4-2を基調としてブロックディフェンス対応していく。(相手CK時はゾーンとマンマークを併用)【得点】 53分 山下(ガンバ大阪)【退場】なし【警告】78分 荻原(浦和レッズ)【試合の流れ】(前半)レッズ、ガンバとも4-2-3-1にて、この試合に臨む。まず2分に、レッズが左サイドでの展開から、FW松尾がドリブルにて仕掛けながら出したクロスは、ガンバCB福岡にブロックされてしまう。レッズは、ビルドアップから両サイドを基点として、バイタルエリアに入るトップ下の渡邊や松尾との連動性を活用して攻撃を仕掛けていく。しかし、ガンバも、14分に、左サイドでのカウンターから、パスを受けた左シャドー食野がペナルティエリア中に切れ込みながら放った右足のシュートはレッズGK牲川の正面を突いてしまう。ガンバも、両サイドを攻撃の基点として、時にヒュメットのポストプレーを活用しつつ宇佐美、山下、食野の連動性を活用した攻撃を仕掛けていく。その後はレッズが25分に、ガンバのビルドアップからのボールを奪取したのを基点として、左シャドーのサヴィオがペナルティエリア付近から左足にてシュートを放つも、バーを超えてしまう。一方で、ガンバは、ディフェンスからのショートカウンターによりチャンスを作り、まず30分には、左サイドでのカウンターから、宇佐美が敵陣右サイドへサイドチェンジをし、そのパスを受けた山下のアーリークロスは味方に合わず、更に35分にも、カウンターを基点として、敵陣右サイドから右ポケットまで進出した山下のグラウンダーのクロスに、ゴール前に進出した食野の右足のシュートは、レッズ右SB石原にブロックされてしまうが、この時間帯は、ガンバが試合の流れを掴んでいく。これに対して、レッズは、特に両サイドからの攻撃を活性化させるべく、右サイドを右シャドー金子、左サイドを左SB長沼を高く張らせたうえ、サヴィオと渡邊の2シャドーにし、石原、ダニーロ、ホイブラーテンの3CBとする3-4-2-1システムに一時的に変更して試合の流れを変えようとする。しかし、その後もガンバがチャンス作り、40分にボランチ鈴木が敵陣右サイドでボール奪取してクロスを上げ、そのクリアボールにペナルティエリア付近にて反応したボランチ満田のシュートはGK牲川のセーブに阻まれてしまい、獲得した宇佐美の右CKのこぼれ球に反応した左SB黒川のシュートはゴール右に外れてしまう。レッズも、44分に得た右CKを基点として、右サイドからからの渡邊のクロスに、ゴールフォアに飛び込んだCBダニーロが頭で合わせるも、ゴール左に外れてしまい、前半は0-0で終了。(後半)レッズ、ガンバとも選手交代なく、後半開始。まずチャンスを作ったのはレッズ、45分に、中央エリアからのホイブラーテンからのヘディングでのフィードから、ペナルティエリア中にてボールを受けたサヴィオのシュートはゴール左に外れてしまう。しかし、ガンバも、その直後の46分に、右サイドでのショートカウンターから、山下がペナルティエリアからシュートを放つも、GK牲川のセーブに阻まれてしまうが、その流れを活用して、両サイドを基点とした宇佐美、山下、食野との連動性から、局面で優位に立ち、先制に繋げる。ガンバは、53分に、敵陣左サイドに流れてフィードを受けた宇佐美を基点として、宇佐美とのパス交換から敵陣左サイドでパスを受けた食野のクロスに、レッズ左SB長沼の背後から、ゴールフォア側に飛び込んだ山下が頭で合わせて、ゴール左隅に流し込んで、ガンバが1-0と先制する。ガンバは、その後も、56分に、バイタルエリアでの鈴木からの右サイドでの展開で、山下から、ペナルティエリア付近にて横パスを受けたCFヒュメットのシュートは僅かにバーを超えてしまうが、試合を優位に進めていく。これに対して、レッズは、CF松尾を左シャドーに、左シャドーのサヴィオをCFにポジションチェンジして、左サイドからの松尾のドリブルやサヴィオの個人能力を突破口にして、攻撃の機を伺う。レッズは、まず60分に得た左バイタルエリアでのサヴィオのFKはバーを超えてしまい、続く64分にも、左サイドでの展開から、松尾のクロスに、ゴールフォア側に飛び込んだ金子が頭で合わせるも、ゴール右に外れてしまい、65分にも、右サイドでの展開から、パス交換から右ポケットに進出したサヴィオのシュートはゴール左に外れてしまう。徐々に試合の流れを引き戻そうとするレッズは、67分に、ボランチ松本から中島に、左SB長沼から荻原に、右シャドー金子から関根に替える3枚交換策に出て、松尾の1トップ、(右から)サヴィオ、中島、関根の3シャドー、安居と渡邊のダブルボランチに変更して、攻撃を仕掛けていく。一方で、ガンバも、宇佐美、山下、食野の連動性を活用して両サイドを基点とした攻撃を仕掛けようとするが、徐々にレッズの両サイドからの攻撃に押し込まれる場面が増えていき、74分に、左SB黒川から江川に、左シャドー食野から岸本に替え、更に79分には、ボランチ満田から倉田に替えて対応していく。レッズは、両サイドからの攻撃を活性化させていくが、ガンバの堅いディフェンスを崩すことができず、79分には、右SB石原に替えて髙橋を投入し、髙橋、松尾の2トップ、サヴィオ、中島のIH、関根を右SBとする4-4-2システムに変更して、髙橋のポストプレーを活用しつつ攻勢を加えようとする。その後は、レッズが両サイドから、ハーフスペース、更には両ポケットまで進出する展開が続くも、ガンバのディフェンスの粘り強い対応によりシュートには至らない。レッズは、ロスタイムに入り、ペナルティエリアでのパス交換から、中島からパスを受けた渡邊のシュートはゴール右に外れてしまう。レッズの攻勢に対して、ガンバが4-4-2の粘り強いリトリート対応により、レッズに得点を許さず、ガンバが1-0と勝利。【システム】(浦和レッズ)4-2-3-1(右から)GK 西川(9分 牲川)DF 石原(79分 髙橋)、ダニーロ、ホイブラーテン、長沼(67分 荻原)ボランチ 松本(67分 中島)、安居シャドー 金子(67分 関根)、渡邊、サヴィオFW 松尾(守備時はプレス時は4-4-2基調で、時に4-3-3など。リトリート時は4-4-2)(ガンバ大阪)4-2-3-1(右から)GK 一森DF 半田、中谷、福岡、黒川(74分 江川)ボランチ 満田(79分 倉田)、鈴木シャドー 山下(84分 中野)、宇佐美(84南野)、食野(74分 岸本)FW ヒュメット(守備時はプレス時は4-4-2基調、リトリート時は4-4-2)【勝負の分かれ目】ガンバが後半、宇佐美、山下らのよい攻撃の連動性活かして先制したことと、レッズの両サイドからの攻撃に対して粘り強くディフェンス対応したこと。【まとめ】 ガンバは、前半はヒュイットへのクサビのパスを阻止され、攻撃のリズムがなかなか作れなかったものの、後半はサイドを基点として宇佐美、山下、食野らの連動性が良くなり、決定機を多く作ることができ、有効なショートカウンターも展開できた。ディフェンス面でも、中谷、福岡を中心として粘り強くディフェンス対応でき、レッズの有効な攻撃を封じた。連勝の波に乗った。レッズは、前半から、システム変更や選手交代策を幾度なく繰り出し、後半は特にガンバのゴール前まで迫ったものの、ガンバの粘り強いディフェンス対応に得点できなかった。ただ、シーズン序盤と比較して、攻守とも機動性・連動性は高まっており、連勝は止まったもののチーム力はアップしている。次節以降に期待。#urawareds#gamba#ガンバ大阪#浦和レッズ#レッズvsガンバ#Jリー
2025.05.06

2025年J1第14節清水エスパルスvs名古屋グランパスの試合を国立競技場で観戦。3-0で名古屋グランパスの勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)【戦術】〈清水エスパルス〉攻撃では、4バックディフェンスラインとボランチ弓場とブエノとの連携したビルドアップから、両サイドへの展開、右サイドは右SB北爪と右シャドー松崎、左サイドは左SB山原と左シャドーのカピシャーバにボランチとトップ下の乾が連携して両サイドを基点として、時にCF北川のポストプレーを利用しつつ、ハーフスペースを利用してバイタルエリアや両ポケットへの侵入を狙って攻めていく。守備では、プレス時は4-2-3-1または4-2-4を基調としてグランパス3CBを外からプレスをかけ、またリトリート時は4-4-2または4-4-1-1にてブロックディフェンス対応をしていく。(相手CK時はゾーン対応)〈名古屋グランパス〉攻撃では、3バックディフェンスラインとボランチ稲垣、椎橋との連携したビルドアップから、両サイド、右は右WB内田、左は左WB徳元が張ったうえ、右は内田と右CB原、左は徳元と左CB佐藤に、ボランチが関係して攻撃の基点としたうえ、和泉、マテウス、永井の3FWがポジションチェンジしながらバイタルエリアやハーフスペースに降りて有効なクサビのパスを受けて、両サイドへの展開や3トップのコンビネーションを交えつつ、数的優位を利用してバイタルエリアやハーフスペース、更には両ポケットへの侵入を狙って攻めていく。守備では、ハイプレス時は3-4-3、ミドルプレス時は5-2-3、リトリート時は5-4-1を基調としてディフェンス対応していく。プレス時はマンツーマン的に嵌め込んでいく対応。(相手CK時はゾーンとマンマークを併用)【得点】37分 稲垣(名古屋グランパス)48分 和泉(名古屋グランパス)50分 椎橋(名古屋グランパス)【退場】なし【警告】62分 北川(清水エスパルス)【試合の流れ】(前半)エスパルスは4-2-3-1システム、グランパスは3-4-3システムにて、この試合に臨む。まずチャンスを作ったのはグランパスで、3分に、バイタルエリア付近でドリブルにて前に仕掛けていたFWマテウスからのスルーパスに、ゴールに向かって走りながら反応したFW永井がシュートを放つも、エスパルス左SB北爪のブロックにて阻まれるが、グランパスはこの流れもあり、ビルドアップから両サイドへの展開を基点として、試合の流れを掴んでいく。グランパスは、20分にも、バイタルエリアにてFW和泉からパスを受けたマテウスからの左サイドへの展開にてパスを受けた左WB徳元のアーリークロスは、僅かに味方に合わないながら、初のCKを得るなど、試合を優位に進めていく。これに対して、エスパルスは、ビルドアップから両サイドを基点として攻撃の機会をうかがうものの、グランパスの前線からのマンツーマンプレスにより、有効なパス出しを阻止されてしまい、乾や北川など前線への有効なパスが繋がらない。それでもエスパルスは、31分に、敵陣左サイドでの展開から、北爪とのコンビネーションにて左シャドーのカピシャーバが左ポケットまで進出しながら出したグラウンダーのクロスは僅かに味方に合わず、グランパスのディフェンスにクリアされてしまう。エスパルスは試合の流れを変えるには至らず、グランパスは、33分に、FKから、バイタルエリアにてマテウスからパスを受けたボランチ椎橋のミドルシュートは、エスパルスGK沖のセーブに阻まれ、続く34分にも、右サイドでのカウンターから、ボランチ稲垣のフィードを基点として、敵陣左ペナルティエリア付近に流れてそのフィードを受けたマテウスのシュートはバーを叩いてしまうが、グランパスはこの優位な流れが先制に成功する。グランパスは、36分に、右スローイングを基点として、右WB内田のアーリークロスに、ゴールニア側にて反応した稲垣が頭で合わせて、ゴール左隅に流し込んで、グランパスが1-0と先制する。先制されたエスパルスは、ビルドアップから両サイドへの展開から局面を打開しようとし、43分に、敵陣左サイドでの展開から、北爪とのコンビネーションにてカピシャーバがまたもや左ポケットまで進出して出したグラウンダーのクロスに、ゴール前にフリーで飛び込んだボランチ弓場が右足にて合わせたシュートは、グランパス左CB佐藤がギリギリのところでブロックして、チャンスを阻まれてしまう。グランパスは、ロスタイムに入った45+1分にも、徳元の左FKのこぼれ球に反応した中CB三國のシュートはゴール右に外れてしまうが、前半はグランパスが1-0とリードして終了。(後半)グランパスは、開始早々、FW永井から山岸に、左WB徳元から中山に替える2枚替えを行って後半に臨む。(エスパルスはこの時点で選手交代なし) 後半も、グランパスが前半の優位な流れを活かして、早速追加点を上げる。グランパスは、まず48分に、敵陣右サイドでの展開から、内田のクロスに、エスパルスディフェンスラインが対応したものの、CB高橋のクリアが短くなり、そのクリアボールに反応した和泉がそのままゴール左上隅に流し込んで、グランパスが2-0と突き放す。グランパスは、更に50分に、自陣右サイドでのビルドアップから、三國を基点として、原、内田らとのパス交換でエスパルスのプレスを剥がしたうえ、敵陣右サイドに入ってスルーパスに反応した山岸がそのまま右サイドを抜け出して出したグラウンダーのクロスに、ゴール前に進出して反応した椎橋が左足にてゴール左上隅に流し込んで、グランパスが3-0と更に突き放す。グランパスは、ポストプレーをこなす山岸、バイタルエリアに落ちて基点となるマテウス、和泉、その周りの稲垣、椎橋らとの連動性がよいとともに、ディフェンス面でもマンツーマンプレスが有効にハマって、エスパルスの攻撃を寸断する。これに対して、試合の流れを変えたいエスパルスは、56分に、ボランチ弓場から矢島に替えて、打開しようとする。エスパルスは、56分に、敵陣左サイドでの展開から、カピシャーバからクサビのパスを受けた北川からパスをペナルティエリア左にて受けた山原のシュートは、バーを超えてしまう。局面を打開できないエスパルスは、63分に、CF北川からアフメドフに、トップ下の乾から嶋本に、カピシャーバから西原に、3枚同時に替えて、アフメドフの1トップ、(右から)松崎、矢島、西原の3シャドー、ブエノと嶋本のダブルボランチとする配置に変更して、アフメドフのポストプレーからの両サイド展開を基点として攻撃を仕掛けていく。一方、グランパスは、このエスパルスの攻撃に対して、5-2-3のミドルプレス、更には、5-4-1のブロックディフェンスにて適切に対応していく。エスパルスは、79分に得た矢島の左CKのこぼれ球に反応した西原のシュートはバーを叩いてしまい、再度の矢島の左CKのこぼれ球に反応したCB宇野のシュートはバーを超えてしまう。その後もエスパルスが両サイドを基点として攻撃の機会をうかがうも、グランパスが適切にディフェンス対応し、グランパスが3-0と勝利。【システム】(清水エスパルス)4-2-3-1(右から)GK 沖DF 北爪、高橋、宇野、山原(72分 高木)ボランチ 弓場(55分 矢島)、ブエノシャドー 松崎、乾(63分 嶋本)、カピシャーバ(63分 西原)FW 北川(63分 アフメドフ)(守備時はプレス時は4-2-3-1または4-2-4基調、リトリート時は4-4-2または4-4-1-1)(名古屋グランパス)3-4-3(右から)GK ピサノDF 原、三國、佐藤(84分 宮)MF 内田、稲垣、椎橋、徳元(45分 中山)FW 和泉(61分 森島)、マテウス(72分 浅野)、永井(45分 山岸)(守備時はハイプレス時は3-4-3、ミドルプレス時は5-2-3、リトリート時は5-4-1)【勝負の分かれ目】グランパスがディフェンスでは前線からマンツーマン的に嵌め込むプレスにより、エスパルスに有効なパス出しをさせなかったたとともに、攻撃面でも両サイドを基点として、マテウス、和泉、永井ら前線が有効なポジションチェンジによるバイタルエリアへの侵入により、エスパルスのディフェンス網を混乱させたこと。【まとめ】グランパスは、前線からの厳しいマンツーマンプレスにより、エスパルスのパス出しを封じたことにより、乾、北川、カピシャーバら前線に仕事をさせなかったとともに、両サイドと前線のマテウスらパスの受け出しやタイミングがよく、3点目はそれを反映させた。今日は攻守とも極めて連動性が高く、完勝で、素晴らしい理想的な試合運びだったのでは⁈今日の勝利で上昇したい。エスパルスは、両サイドを基点ととして、乾、カピシャーバら前線を活性化させたかったが、グランパスの正確なマンツーマンプレスにより、ディフェンスラインからかなりの圧力を受けてしまったうえ、ディフェンスのプレスもグランパスの連動性の高いビルドアップに難なく剥がされてしまい、終始後手に回ってしまった。今日は完敗。#grampus#名古屋グランパス#清水エスパルス#spulse#エスパルスvsグランパス#Jリーグ
2025.05.03
全3件 (3件中 1-3件目)
1

![]()
