フットボール(サッカー)戦術研究

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2024.11.17
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2024年J1第31節京都サンガvs鹿島アントラーズの試合をサンガスタジアム by KYOSERAで観戦。0-0のドロー。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)

【戦術】
〈京都サンガ〉
攻撃では、ディフェンスラインとアンカー福岡、時に右MF川崎、左MF平戸との連携したビルドアップから両サイドへの展開、右は右WGトゥーリオ、左WG原の両WGに、右MF川崎、左MF平戸、右SB福田、左SB佐藤(三竿)が連携して両サイドを攻撃の基点としたうえ、CFエリアスとトゥーリオ、原の3トップへのクサビのパスや3トップのポジションチェンジによるコンビネーションを活用して、早い縦パスを主体に、ハーフスペースへの進出やクロスを活用して攻めていく。
守備では、プレス時は4-3-3を基調としたからのマンマークプレス、リトリート時は4-5-1またはアンカー福岡がディフェンスラインに降りる5-4-1によりディフェンス対応していく。
(相手CK時はマンマーク主体)

〈鹿島アントラーズ〉
攻撃では、ディフェンスラインとボランチ柴崎と知念とのビルドアップから両サイドに展開して、右サイドは右シャドー樋口と右SB濃野が、左サイドは左シャドー仲間と左SB安西に、両ボランチと中シャドー名古が連携して数的優位からのパス交換により基点を作り、時にFW師岡がバイタルエリアやサイドに流れてのポストプレーを効果的に交えつつ、ハーフスペースまたは両ポケットを狙って、クロスを利用しながら攻めていく。後半から4-2-3-1から4-4-2にシステム変更。
守備では、4-2-4的に前線4人が前から圧力をかけ、またリトリート時は4-4-2または4-4-1-1を基調としてブロック対応していく。


【退場】
なし

【警告】
47+2分 トゥーリオ(京都サンガ)

【試合の流れ】
(前半)
サンガは4-1-2-3システム、アントラーズは4-2-3-1システムにて、この試合に臨む。
まず最初にチャンスを作ったのはサンガで、8分に、左サイドでのカウンターから、左WG原や左MF平戸を起点としてトゥーリオのクラスのこぼれ球にペナルティエリア内で反応した右MF川崎のシュートはアントラーズGK早川の正面を突いてしまう。
一方、アントラーズも15分に得た右シャドー 樋口のFKに、左シャドー仲間がフォア側で頭で合わせるも、サンガGK太田の正面を突いてしまう。
サンガは前線3人を基点としてマンマーク気味のハイプレスを積極的に仕掛けて、試合の流れを引き寄せようとし、23分には、ディフェンスラインからのロングフィードに、敵陣左サイド奥にて反応したCFエリアスがクロス気味のシュートを放つも、GK早川がパンチングにてセーブする。
これに対して、アントラーズは、ディフェンスラインからの丁寧なビルドアップから、サンガのハイプレスを剥がして、両サイドを攻撃の基点とすることに成功して、徐々に試合の流れを掴んでいく。

サンガはアントラーズに前線からのハイプレスを剥がされて、アントラーズを両サイドのスペースを利用されて、4-5-1またはアンカー福岡が適宜ディフェンスライン入って5-4-1のリトリート対応をしてアントラーズの攻撃を防ぎエリアスらを活用したカウンター攻撃を狙う。
しかし、その後もアントラーズが両サイドを有効に活用して、43分には、左サイドでのカウンターから、仲間がドリブルにて仕掛けながら、左ポケットに進出した名古にスルーパスを出し、名古がシュートを放つも、サンガのディフェンスラインが何とか対応してCKに逃れる。
前半はアントラーズが優位に進めながら、0-0で終了。

(後半)
アントラーズは仲間から田川に替えて、師岡との2トップに、中シャドー名古を左MFに配置する4-4-2システムに変更して後半に臨む。

後半最初にチャンスを作ったのはサンガで、46分に、右サイドでのカウンターを起点として、左サイドでの原のクロスに、エリアスがペナルティエリアに進出して頭で合わせるも、GK早川の好セーブに阻まれてしまう一方で、アントラーズも47分に、カウンターから田川がバイタルエリアからドリブルにて仕掛けながら放った右足のシュートはゴール左に外れてしまう。
その後は、サンガが51分に、敵陣右サイドでの展開から、右SB福田とのコンビネーションにて原からパスを受けた右MF川崎がペナルティエリア内でシュートを放つも、バーを超えてしまう。
サンガは、ビルドアップから両サイドへの展開または前線を活用したカウンターにより攻撃の機会をうかがう。
一方で、アントラーズは、サンガの攻撃に対して、4-4-2のブロックディフェンスにて適切に対応しつつ、両サイドを基点として、試合の流れを徐々に掴んでいく。
アントラーズは、66分に得た樋口の右CKのこぼれ球に、バイタルエリアにて反応した名古のシュートはバーを超えてしまう。
その直後、アントラーズは、右MF樋口からブレーネルに替えて、攻撃のギアをあげようとする。
アントラーズは、68分に、敵陣右サイドでの展開から、ボランチ知念からパスを受けたブレーネルのクロスに、フォア側にて反応した安西が頭で合わせるも、GK太田の好セーブに阻まれてしまう。
アントラーズは、両サイドを基点として、ハーフスペースからのポケット進出や、師岡、田川へのクサビのパスを狙っていく。
これに対して、サンガは、5-4-1のリトリート対応をしつつ、エリアスらを活用したカウンターの機をうかがい、漸くチャンスが訪れる。
サンガは、72分には、敵陣右サイドでの展開から、クサビに入ったエリアスからパスを受けて右ポケットに進出した福田のシュートはGK早川の正面を突いてしまい、続く77分には、中央エリアでのルーズボールに川崎が反応して、ディフェンスライン裏に抜け出すエリアスにスルーパスを出し、パスに反応したエリアスが放った左足のシュートは左ポストを叩いてしまい、惜しくも先制には至らず。
その後は、両サイドでの攻防が激しくなり、相手チームが攻め込んだ裏のスペースを狙って攻撃を仕掛ける展開となる中、83分に、アントラーズがFW師岡から徳田に、左MF名古から津久井に替えて攻勢を仕掛けていく。
アントラーズは、まず86分に、敵陣左サイドでの展開から、田川のグラウンダーのクロスを受けた知念がペナルティエリアからシュートを放つもゴール右に外れて、89分にも、敵陣左サイドでの展開から、津久井からパスを受けたブレーネルがペナルティエリア中に向かって仕掛けながら放った右足のシュートはゴール右に外れてしまう。
ロスタイムに入っても、アントラーズの攻勢は続き、90+2分には、敵陣右サイドでの展開から、知念からのクサビのパスをペナルティエリア付近で受けたブレーネルのゴール左隅を狙ったシュートはGK太田の好セーブに阻まれてしまい、90+4分にも、→ハーフスペースからの柴崎からのくほすに、フォア側にでフリーです飛び込んだ津久井が頭で合わせるも、バーを超えてしまい、0-0で終了。

【システム】
(京都サンガ)4-1-2-3(右から)
GK  太田
DF  福田、宮本、鈴木、佐藤
アンカー 福岡
MF 川崎、平戸
FW  トゥーリオ(70分 豊川)、エリアス(90+2分 コスタ)、原
(守備時はプレス時は4-3-3を基調、リトリート時は4-5-1または5-4-1)

(鹿島アントラーズ)4-2-3-1→4-4-2(右から)
GK  早川
DF  三竿、植田、関川、安西
ボランチ 知念、柴崎
シャドー 樋口(66分 ブレーネル)、名古(82分 津久井) 、仲間(45分 田川)
FW 師岡(82分 徳田)
(守備時はプレス時は4-2-4。リトリート時は4-4-2または4-4-1-1)

【まとめ】
サンガは、アントラーズに両サイドを攻撃の基点とされて、リトリート対応を余儀なくされつつ、エリアスやトゥーリオらを活用したカウンター攻撃によりアントラーズを脅かしつつ、太田やディフェンスラインの奮闘で、ドローに持ち込んだ。

アントラーズは、ディフェンス面では、早川、植田、関川を中心としたディフェンスの奮闘により、サンガを無得点に抑えたものの、両サイドを基点として、サンガのプレスを剥がして有効な攻撃を仕掛けた攻撃面では、後半の再三の決定機をモノにできず、痛恨のドロー。




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最終更新日  2024.11.17 21:17:30


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