◆人が幸せであるために ～幸せって～
そんなところから自問自答の日々を重ねています。
現代を生きる人の多くが、文明のめまぐるしい進歩と共に
実に便利になってゆく日々を生きてきました。
そのために、何か忘れ物、置いて来てしまったものは
ないだろうか？
私は小さい頃、母から「天罰があたる」と言う言葉を
聞かされました。
天罰とは・・・神様が与えてくれる罰なのだと思います。
母でもなく、学校の先生でもなく、神からの戒め・・・
その昔、日本人は「神」の存在を日常の生活で感じながら、
過して来たのではないでしょうか？
樹や草花には「精霊が宿る」という言葉も聞いたことがあります。
その昔、日本人は「魂」の存在を日常の生活で感じ、
目に見えない世界を大切にしてきたのではないでしょうか？
しかし、高度成長時代の訪れと共に、
人の目は、目に見える物、お金中心の世界が唯一だと
錯覚してきたように思います。
いつの間にか、こころや魂や、精神の世界は
なんとなく胡散臭いもの・・・と思われ
現実の世界を直視して生きていこうと言われつづける様に
なりました。
もし、ご自分でお子さんを育てた事のある方なら、
少なからず感じていると思いますが・・・
なぜ、同じ父親と母親から生まれたのに、
兄弟姉妹では、こうも性格がちがうのだろうか・・・と。
私には、一人の人間には深く、長い歴史があるのだと
思わずにはいられません。
過去の世の中で、いつの時代にどの国に生まれ、
どんな職業に就き、どんな生活をしていたか・・・
それが、今の時代に生きていることに深く影響していると
思います。
よく人間の体は、「魂の乗り舟」と言われます。
この世では、人間と言う体を借りて魂の修行を行っているのだと
言われます。
人間の「幸せ」を考える時・・・
人の「生き方」を考える時・・・
そこには、目には見えないけれど、
確かにある、しかもその大切さが目に見える部分よりも大きい
「魂」の存在を忘れてはならないと思います。
そして、私たちは過去にも色々な乗り舟を借りて、
様々な「生」を生きてきたことも忘れてはならないと思います。
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