6月26日(月)新宿プラザ劇場にて
これは絶対に 予備知識 が必要な映画です。できれば、原作を読んでおいたほうがいいでしょう。暇がないひとは、あらすじだけでも予習しておくべきです。
怠け者の小生は、もちろん予備知識なしで観ました。ただ、 外野の騒ぎ は知っています。あちこちで上映禁止になったとか、バチカンが抗議をしたとか、空前のヒットでソニーの連結決算が大幅に 上方修正 されるとか、いやでも雑音が耳に入ってきます。
そうした雑音を無視し、ぶっつけ本番で観た結果は、内容の 半分は理解できません でした。が、理解できなくても、それなりに楽しめるのが、この映画の不思議なところです。ストーリーそのものが、意外に 単純 だからでしょうか。
原作=ダン・ブラウン(角川文庫)。監督=ロン・ハワード。出演= トム・ハンクス、オドレイ・トトゥ、ジャン・レノ、イアン・マッケラン、ポール・ベタニー ほか
ルーヴル美術館で奇怪な殺人事件が起きます。殺されたソニエール館長が残したメッセージを手がかりに、秘密を解き明かす旅に出たラングドン教授( トム・ハンクス )とフランス司法警察の暗号解読官ソフィー( オドレイ・トトゥ )。
2人は同じ秘密を手に入れようと奔走するカトリック組織 オプス・デイ に狙われ、様々な危機に直面しながらも2000年もの間隠されてきた驚くべき真実に近づいていくのでした。
ルーヴルをはじめ、パリの町並みや、荘重なテンプル教会、クライマックスの舞台となるロスリン教会など、 歴史的建造物 の数々が作品にリアリティーを与えています。ここは見どころのひとつでしょう。
暗号や数列、秘密結社や聖杯伝説、絵画「最後の晩餐」に隠された秘密など、いくつかの キーワードが未消化 のまま、 猛スピード で通り過ぎていきます。それぞれの意味を考えたり、想像したり、推理したりする暇はありません。ただ、それらのキーワードが、キリスト教徒にとってはきわめて重要であることはわかりました。
暗号を解こうとする者、妨害する者、容疑者を追う刑事、三者入り乱れてのシーンがカットバックされるのですが、ここは案外 スリリング でした。どんでん返しもあって、 サスペンス としてもよく出来ています。
深く考えずに鑑賞すれば、説明不足の面も気にはなりません。わからないところはそのままにしておいて、 気楽 に観ましょう。それができない 潔癖 な人は、足を運ぶだけ無駄です。
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