8月7日(月)新宿スカラ座1にて
小松左京のベストセラー小説「日本沈没」が、33年ぶりに再映画化されました。この間(かん)特撮というか、 CG技術の進歩 はめざましいものがあります。素人考えですが、今では出来ないことはない、と断言してもいいのではないでしょうか。
監督=樋口真嗣。出演=草なぎ剛、芝咲コウ、及川光博、大地真央、豊川悦司、石坂浩二、吉田日出子、福田麻由子(子役)ほか。
本作の監督は、もともと 特撮が専門 の人らしいので、噴火や洪水、大地震の場面などは、日本映画としてはかなりの迫力があります。見ていて怖いくらいでした。
そこは合格ですが、もうひとつのテーマ、 草なぎ剛と芝咲コウ の 純愛物語 になると、中学校の学芸会レベルになってしまうのです。 「命を賭けて守りたい人がいる」 小野寺(草なぎ剛)は、自分を犠牲にして最後の作戦に赴きました。
心身共に汚れきったアル中の年寄りは、 「据え膳喰わぬは男の恥」 を美学にしている俗物です。小野寺とはまるで正反対。剛くん(堂本にあらず)あんたは偉い。 二人の純愛 に、柄にもなく涙してしまいました。
芝咲コウ、前作 「県庁の星」 より魅力的ですが、決してレスキュー隊員に見えないところが難点です。彼女が助けに来てくれるのはうれしいのですが、共に災害の犠牲、いわば 二次災害 に巻き込まれる懸念が絶えないのでした。
大作に相応しく、脇役陣はびっくりするほど 豪華 です。エキストラの人数も半端ではありません。これで脚本がしっかりしていれば、言うことはなかったのですが、登場人物があまりにも 類型的 なのが悔やまれるのでした。
日本が非常時に遭遇したとき、 外国の協力 がなければ、命も財産も守ることは出来ないでしょう。
しかし、現状はひどくお粗末です。無能な外務省とアメリカ一辺倒の外交。最悪な近隣諸国との関係。これではいわゆる 人道的支援 も、限定的なものにならざるを得ません。
日本国民は、かってないほど不幸な状況にあるようです。いまのうちに、災害の根元である プレートを切断 しておいたほうがいいかもしれません。
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