日本テレビ 開局55年記念番組 。3月17日(月)3月18日(火)二夜連続放送、第1夜「受難」第2夜「邂逅」。
演出=上川伸廣・長沼誠。原作・脚本=寺田敏雄、渡辺雄介。主題歌=「愛する人よ」作詞・作曲 YOSHIKI、歌 秋川雅史。出演=堀北真希、藤原竜也、瑛太、柴本幸、岸谷五郎、真矢みき、国仲涼子、田村裕、大滝秀治、浅野ゆう子、岸惠子、館ひろし他
昭和20年3月10日の未明、B29の大編隊が東京の下町を空襲。 消失家屋26万戸、死者10万人 を数えました。これにより、東京の3分の1が焼け野原になったのです。同年8月の広島・長崎への原爆投下を含めて、銃後の人間がこれほど大量に殺されたのは他に例を見ないでしょう。
米軍の作戦は、まず下町の周囲を攻撃し、人々を中央に避難させ、第2波としてそこへ爆弾・焼夷弾を 集中的に投下、殲滅を図る 、というものでした。第1波の攻撃で多くの人々は言問橋へ逃げましたが、火の海が両側から押し寄せ、隅田川へ飛び込みます。 阿鼻叫喚、地獄さながらのの絵図 です。かろうじて生き残った人々は、焼け野原で身を寄せ合いながら、絶望的な日々を送るのでした。
いくつかのエピソードが併行して進みます。中心人物は看護師の晴子( 堀北真希 )と、心臓が悪く、出征がかなわない博人( 藤原竜也 )、強制連行された朝鮮人・朴( 瑛太 )と看護師の和江( 柴本幸 )の二組のカップル。他に医師と看護婦、入院患者とその家族たちが主な登場人物です。その多くは空襲で亡くなりました。第2部「邂逅」は、生き残った人たちの愛と死の物語になります。
力作です。 戦争の悲劇が等身大で伝わってきました 。泣けます。不満や疑問はありますが、被災者のひとりである 海老名香葉子(故林家三平夫人) さんが監修していますから、細部に大きな間違いはないでしょう。
主演の堀北真希、 「3丁目の夕陽」 の頃に較べると、大人になりました。大抜擢によく応えている、と褒めてもいいでしょう。「もうやめて。これ以上殺さないで!」と叫びながら、 グラマンの機銃掃射 にに会い、死んでいきます。
相手役の藤原竜也はどうか。どうも線が細くていただけません。帝国軍人の息子にしては凛々しさが足りない、と感じました。彼は戦後も生き残って、孤独のうちに亡くなります( 大滝秀治 )ストーリーはこの人の回想という形式で進行。
脇役陣も豪華で、ギャラが大変だったでしょう。巨人戦の視聴率がふるわない日本テレビですが、こういうドラマで頑張ってくれれば、視聴者も見直してくれるのではないでしょうか。 戦争を知らない若者たちこそ必見 。
「真田丸 第31回 終焉」 2016年08月08日
「真田丸 第30回 黄昏」 2016年08月02日
「真田丸 第29回 異変」 2016年07月26日
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