瞬間移動 透明人間 と共に、人類が憧れる超能力のひとつなのでしょう。
制作=2007年 アメリカ映画 88分 監督=ダグ・リーマン 出演=ヘイデン・クリステンセン、サミエル・L・ジャクソン、ダイアン・レイン、ジェイミー・ベルほか
普通の高校生デヴィッド( ヘイデン・クリステンセン )は、ある日凍結した川に落ち、図書館への瞬間移動を体験。彼はその力を悪用し、銀行から大金を盗みます。家を出た彼はニューヨークに住み、「世界中のどこへでも瞬時に移動できる」という自由を満喫するのでした。
しかし、パラディン( サミエル・L・ジャクソン )というグループの存在と、その組織に自分が追われていることに気づきます。そして、偶然出会った同じジャンパー( ジェイミー・ベル )と協力し、何千年も続くというジャンパーとパラディンとの戦いに挑みます。
超能力を持った主人公は、その力を自分だけのために使います。 欲望のままに人生を楽しみ ます。そこが他のスーパー人間と違うところでしょう。正義とか社会奉仕という観念はありません。
歯止めが利かない欲望を抑えるためには、こういう人間を抹殺するしかないでしょう。 パラディン という組織がその任に当たるのですが、同時に敵役を担っています。両者の間で死闘が繰り広げられますが、パラディンが使う武器がよくわかりませんでした。
一種の飛び道具なんでしょうか、メカニズムが不明。ジャンパーの一人は難なく捕らえられ、 処刑 されてしまいます。主人公も同じ攻撃を受けますが、こっちはうまく逃れました。このへんはかなり ご都合主義 といえるでしょう。
瞬間移動で世界を飛び回るデヴィット。 エジプト、ローマ、チェチェン、東京、サハラ砂漠 と、ヒキのカメラで観光できるのは長所です。孤独な主人公の環境もちょっぴり描かれていますが、これは付け足しでしょう。
幼い頃に別れた母親( ダイアン・レイン )とのエピソードも、あっさりと通過してしまいます。この母親、かなり重要な役なのに見せ場がないのは残念でした。年取ったダイアン・レインが魅力的だっただけに、もう一工夫あってもよかったでしょう。
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