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2024.08.12
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カテゴリ: 識別について
春・秋の渡りの時期、行動を共にするオオメダイチドリとメダイチドリは、ゴカイ類、貝類、甲殻類、昆虫類などを捕食する食性もよく似ています。
メダイチドリの群れにオオメダイチドリが混じっていることが多い印象があり、
干潟では一羽ずつ嘴の長さ、足の長さ、足の色を確かめていくしかありません。
8月から9月に出会うことが多い個体について復習してみました。
(1)幼鳥について
一枚目の写真は2016年8月7日に三番瀬で観察したオオメダイチドリ幼鳥です。
羽先は尖り気味で、メダイチドリの羽先が丸いのとは違いがあります。
また、羽縁は太いのが特徴です。なお、幼鳥の羽縁は太く淡い茶褐色ですが、
それは見当たらず幼鳥から若鳥に換羽している個体の可能性があります。
二枚目の写真は2020年9月5日三番瀬で観察したメダイチドリ幼鳥です。
上面各羽に淡色の羽縁があり、わかりにくさがありますが、羽縁の内側に褐色のサブターミナルバンドがありました。
(a)体の大きさで識別できるか
図鑑によってはメダイチドリはオオメダイチドリより体が小さいと解説しているものも見受けますが、メダイチドリは数亜種が飛来していると言われており、オオメダイチドリより体の大きいものに遭遇することがあります。
(b)嘴の長さについて
オオメダイチドリの嘴は長く(嘴基部から眼の後端までの長さと同長かそれ以上)
で、メダイチドリは嘴が短く(嘴基部から眼の後端までの長さと同等かそれ以下)点との違いがあると解説している図鑑類が多いのですが、真横からでないと長さの把握は難しいので注意が必要です。
(c)足の色について
オオメダイチドリの足の色は黄緑色のものが多いですが黒っぽい個体も存在します。
メダイチドリの足は淡色から黒っぽいものまで存在します。
(2)若鳥について
三枚目の写真は2016年8月7日三番瀬、四枚目は2013年8月24日三番瀬で観察したオオメダイチドリ若鳥です。翼の羽縁が白いのが特徴です。
(3)第一回冬羽について
五枚目の写真は2016年7月31日に谷津干潟で観察した第一回冬羽です。
体がほっそりした印象で上面の羽縁が白いのが特徴です。
なお、若鳥のほうが羽縁の白さが目立ちます。
(4)夏羽が冬羽に換羽中
六枚目の写真は2020年8月21日に三番瀬で観察した夏羽が冬羽に換羽中の個体です。

















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最終更新日  2024.08.12 14:50:20 コメントを書く


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