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2015.11.23
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カテゴリ: カテゴリ未分類
表記を聴きに武蔵野市民文化会館小ホールへ行ってきた。この演奏会は、題名に

「声の響、言葉の響、三善晃とともに」とあるように、歌曲の独唱を含めたすべて「三善作品」の演奏会だった。

このホールは今年の10月、当間先生のTCMC演奏会で初めて行ったのだが、500人ほどの客席に対して天井がかなり高い。残響が長そうに感じたのだが、さほど顕著ではないところをみると、今回のゆうかのような30人規模の合唱団には、ちょうど良いホールなのかもしれない。

さて、私自身、三善作品といえば「遊星ひとつ」と混声曲「生きる」と「一人は賑やか」を歌ったことがあるだけで当時まだまだ未熟な私にとっては、かなり難しい曲だなあ、でもなんか面白いという感覚しかなかった。そして、三善作品の演奏を聴くと、結果としてなかなか良い演奏には出会えなかった。

代表的な例としては、今年、同声部門日本一となった、おえこらさんが「遊星ひとつ」を歌ったとき、60人以上の大人数だったにもかかわらず、ステージから声が届かず、ステージと客席の間に分厚い壁があるように感じた。これは、樹の会で同曲を歌ったときも同じように感じた。

このことから、多分三善作品は、歌う合唱団自身のベクトルが、本当に一致しないと客席に曲を届けることができない、非常に歌う側に厳しい曲なのではないかと思っていた。

今回のゆうかの演奏会は、第一ステージこそ、各パートにバラツキが出たり、テナーが弱かったり、もうひとつ言葉が届かなかったりしたのだが、2ステージ目の「嫁ぐ娘に」からは本領発揮で素晴らしい演奏だったと感じた。難曲の三善作品を合唱団全体のベクトルをそろえ、しっかり客席に届けてきた。まさに超一流の合唱指揮者である藤井先生の面目躍如の演奏会だったのではないだろうか。

そして、この演奏を聴いて感じたのは、三善作品は聴く側にも厳しい作品なのではないか、ただ単に曲が美しくて素晴らしいとか、詩の表現がしっかり届くとか、客席で普通に聴いているときに感じることを超えた、さらに上の芸術性があるように漫然と感じた。それが何なのかは、まだまだ私には分からないのだが、これから更にいろいろな曲を歌ったり数多くの演奏を聴くことにより、その本質を理解できるようになりたいと感じた。





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Last updated  2015.11.23 07:34:00
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