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ピピノさんComments
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今回の私の場合を例に取ると、重症筋無力症(MG)を担当している神経内科の先生は、若い女性の先生(念のため書いておくのだが、ここでの性別は無意味、重要なのは「若い」ということ)で、2週間前の先生の診察では、胸に腫瘍の疑いはあるが、この腫瘍はそんなに早い進行はしないので、胆嚢摘出の先行で良いのでは、ただし、腫瘍の専門でもある呼吸器外科とは相談します。ということだったのだが、先日は、胸腺腫(疑い)の処理を先行させましょう。ということに変わった。
実は、MGにしても胸腺腫にしても症例が非常に少ない。当然なことではあるが、この合併症に関して「若い」先生は未経験(想像)、もちろん神経内科の分野では、もっと数多くの病気について勉強していなければならないため、未経験のこの病気の知識は不足するのは当然のこと・・・しかしながら私は、この病気の当事者であるため、ネットというツールを駆使して情報収集(これは、仕事柄、私の得意な行動)・・・もちろんネットが発達する以前であれば高価な専門書などで勉強することは不可能ではあるのだが、ネットでは、この病気の詳しい解説から症状例、そして患者さんの体験談まで多くの情報が得られる。これによると当初の診断には疑問があり、今回の診断が妥当・・・
コンサルティングする方の立場は、よく理解しているので当初の診断に対して明らかな疑義は申し立てはしなかった。気分を害するのは目に見えているから・・・それと本音を言えばイタリアへ行けるかもという期待も勿論なのだが・・・
ということで、どんな仕事でも同じかもしれないが「経験」というファクターはとても重要だということを再認識した。
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