かいじゅうのたまご

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アスペルガー症候群を知っていますか?



娘はよく笑う笑顔良しさん。1歳前から簡単な単語もお話したし、1歳ちょうどで歩けるようになり、元気で活発。そんな彼女の発育にちょっぴり不安を持ったのは2歳半の頃。

この時期とにかくじっとしていられなず癇が強くて、アメリカから遊びにいらしたお客さんご夫婦(元仕事上の上司と奥さん)の前でもずっとじっとしていてくれなかったので、その奥さん(元幼稚園教諭)に半分冗談のつもりで「ADHD(注意欠陥多動障害)の傾向があるんじゃないかって心配」、といってみると、たしかにそうねぇ~。とまじめに考えていただいてしまって。そういう概念の進歩していそうなアメリカの幼児教育の専門家にまじめに言われたのは結構ショックでした。

その後、私自身も娘について知的発達は順調なのに、社会性が遅れている気がして心配してADHDに関する本をよみあさったりしていました。3歳過ぎて多動はずいぶんましになりましたが、今度は3歳前から保育園で指示に従えないことなどをずいぶん指摘されるようになり、3歳3ヶ月検診では申し出て心理相談員さんに相談したりもしました。でも「問題ないです!」と太鼓判を押されただけでした(^^;)でも相変わらず保育園で色々指摘があり、やっぱり心配で児童相談所受診しました。というのも娘の通う保育園では数年前から自閉症の子供さんが増え、先生方がものすごく勉強されていて、先生方もそれなりの根拠をもっておっしゃってくださっているのを私も知っていたので。結局、3歳半と4歳時に2回児童相談所を受診して、アスペルガー症候群という診断でした。

アスペルガーについても色々勉強して、HPにもいろいろまとめを書いてみたりしましたのですが、なんだかすこしぴったり来ない気がしてきて一度私消しました。変わりにアスペルガー症候群についてのリンクをあげておきます。ご参考までに。1) アスペルガー症候群を知っていますか? 2) 高機能自閉症・アスペルガー症候群の理解と援助  できればまたじっくり自分の言葉で紹介をまとめてみたいなあと思っています。

現在娘は4歳半。先生方が完全に障害を理解し適切な援助を下さった上、大きな心で見守ってくれているおかげか、保育園での問題行動もすっかり影をひそめ、アスペルガー症候群という障害を持つ子なのか単にアスペルガーっぽい個性的な子なのか、母もすっかり疑問に思ってしまうほどにまで成長しました。

年少組のお遊戯会では、合奏でのピアニカ演奏をりっぱにこなし、お遊戯ではかわいいマジシャンになってママを感動させてくれました。

でもいまだに娘の行動を理解するのにアスペルガー症候群であるということを私が理解してあげることはとても助けになっています。

4歳時の診断の時には以下のようなコメントを先生からいただいています。

「話し言葉を話す面では、日常的に問題はないようですが、対人関係の中で適切にコミュニケーションすることには難しさがあります。
話し言葉で通じることも多いでしょうが、微妙な人間関係が反映する場年や、言葉が額面通りの意味とは違う使い方で用いられている場合(冗談、皮肉など)では、周囲の人が思っているほどには物事の意味が理解できないことがあると思います。また、就学後は体育や遊びのルールなどが口頭説明だけになりがちなので理解が難しいかもしれません。そのような場合、丁寧に、しかし、簡潔明瞭に、個別に繰り返したり、視覚的な手がかりを加えて理解しやすくしたりする工夫が必要です。
視覚的な刺激への注目度は高く、また絵、写真、図、記号などの視覚情報はすぐには消えてなくならないことが多いので、言葉よりも理解しやすいはずです。」

う~ん。娘の問題は今はなくても小学校でまた再燃するのかも知れませんーー;

内山登紀夫先生の講演のまとめより

「高機能自閉症もアスペルガー症候群も「自閉症」であることの認識することが大切です。彼らの障害は軽そうに見えますが,やはり自閉症なのです。無理をしない,変化はゆっくり時間をかけて行います。説得,叱責は最小限にするようにします。説得や叱責は情緒的に不安定にさせてしまうことがあります。叱責でなく説明するようにします。欠点を矯正するよりも,長所を伸ばすことが重要です。協調性を強調しないことが大切です。協調性を強調しすぎるとむしろ集団をさけるようになってしまうことがあります。」

いいまとめですよね。ついついこれに反することをバンバンしている(叱りつけたりしまくっている)だめママぴろですが。。。

自閉症やアスペルガー症候群についてのリンク
日本自閉症協会



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