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さて、その喫茶店には私と私を連れてきた女性（仮にA子とする）、そして喫茶店のマスター（女性）の3人がいた。

まず、イラク戦争についての話になった。

当時は、イラク戦争がまだホットな話題な時期だった。
イラク戦争と言っても、ついこの前のアメリカによるアルカイダ殲滅のではない。
もっと前の、イラクがクウェートに攻め込み、それに対してアメリカが介入した戦争である。

戦争関係の話題として「石油まみれの海鳥」というものがあった。

破壊された石油コンビナート？から漏れた石油によって海鳥の体が石油まみれになり、飛べなくなったのは勿論、水を弾けなくなって大量に死んでいっている。
･･･このニュースが、海鳥を1羽ずつ丁寧に洗う欧米人のボランティアの映像と共にお茶の間に届いていた。

「でも、実はアメリカが施設壊したの」
「海鳥だって、石油が流れてきたら飛んで逃げられる。アメリカがわざと油につけて、それを洗って見せてるの」

喫茶店のマスターがそう言ったのです。
私はそんなの初耳だったので、非常に驚きました。
本当かどうかは勿論分からない情報ですが、その時は「そうだったのか！アメリカ、やっぱり酷い国！」と思ったのでした。

ここで一応解説を入れておきますと…
私は中学・高校の6年間に渡り、反日思想を持つ社会科教師から思想教育を受けていました＾＾
そして当時はその思想が正しいと思ってました。。

アメリカ悪い国、日本も悪い国、中国・韓国の言い分は被害者なんだから正しくて、今でも「アジアの国々（＝アジア全部）」が反日教育してるが、それは過去に日本が酷いことしてきたんだから理解できることであり、現在でも恨みが消えていない証。日本の責任である。

思いっきり授業で上のような内容のことを中学生から教え込まれ、その教育方針通りに日本人なんかに生まれたくなかったと思いましたね。
教育とは恐ろしい。

だから上のような典型的な教育に敵対する意見を目にするには、自分でそういう意見を見たいと思って本屋や図書館で探すか、偶然その書棚の前を通りかかるしかない。

前者は、思想に疑問を抱いていない場合、ほぼ有り得ない。
私は偶然にも図書館で後者の幸運に恵まれた（笑）
いや～未知の内容に激しくカルチャーショックを受けました…
この価値観の逆転体験は、私のその後のモノの考え方にかなり影響与えてますね＾＾

この頃はまだ衝撃受けてる段階…そんな時でしたので、マインドコントロールがまだある程度効いてる時期ではあったわけです。

つづく →PART3

タイトルとあんま関係なくてすみません。。

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