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テーマ: お勧めの本(8160)
カテゴリ: 幕末
桂小五郎 奔れ!憂い顔の剣士


最近高杉晋作の本を読んでいるのですが、晋作の人生が忙しすぎて(?)ページ数の関係で(?)仲間達との交流シーンが思ったほどないんです。だから仲間達それぞれがどんな人だったかってことがとても気になり、吉田松陰、坂本龍馬(仲間じゃないけど)に続いて桂主人公の小説を読んでみました!

それにしても「憂い顔」って!このタイトルは凄いです。神経性胃炎?うつ病?


桂は剣の道を目指して江戸に行って免許皆伝とか貰い、剣の大会では龍馬に会ったりします。そんな頃、黒船来襲して志士活動へ。将来の為にピストルの知識を習得します。
知識はいっぱいあっていろんな藩の人と交流して尊敬され、弟分達(晋作とか)の世話を焼き、長州の勢力を伸ばす為の活動とかも色々やって頂点とどん底を味わう。そして池田屋事件以降は行方不明になりました。
行方不明になってる間に長州は存亡の危機に陥って、、本当に色々大変だったのですが、その頃桂は恋物語。長州の苦難が一件落着した頃に姿を現して、薩長同盟の会談に行って同盟を結びました・・・・。
そしてピストルの知識を持っていた桂の力で、イギリスからピストルを購入しました・・・。


・・・いや、別に何の悪意も持ってないはずなのですが、超簡単に要約するとこういうことに・・・
(この本は幕末時代対象なので、明治以降の業績は載っていません)
桂が輝いたのは京都で長州の勢力が燦然と輝いていた頃(その後一夜にしてどん底へ)と、薩長同盟の片方の人になったことという感じで良いのでしょうか?
意外と少ないなという印象なのですが・・・

しかも本当は薩摩が大嫌いで、同盟を結ぶ会談に行きたくなかったっぽいのです。
それを晋作や井上(馨)が説得して、藩主に命令書まで出して貰ってやっと会談に行ったっぽいです。

すんごい渋々。えええ~。




これ読み終わった後(これまで読んだ本に出てきた桂像を含めて)の桂の印象・・・知識を持っていて、剣の腕も立つ。だけど典型的A型とでも言うべき性格で、藩邸の仕事とか地道にこなしつつ、はねっかえりの弟分達をなだめたりお金をあげたり藩にとりなしたりと世話を焼きつつ、朝廷にせっせと働きかけたりという、地道に積み重ねるタイプ。同盟はちょっとアレでしたが、色々手配したりじっくりとした交渉ごとに向いているのかな?知識を生かす業務に向いている、何かを切り開いていくというよりは実務家系と思いました。

しかし、時代小説は主人公の業績に色つけて(贔屓気味に)書くことがある程度当たり前でありますので、この本は少し珍しいのではないかとも思います(注:剣術シーンとピストル買うぞ宣言をするシーンは格好良いです。あと晋作が「今、桂さんがいれば・・・」とか思って探したり、頼りに思ってるんだよ~ってシーンもあります。)。
もっと桂が英雄視されている本も読んでみたいと思いました。





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Last updated  2007年07月12日 01時26分07秒
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