☆奏っち☆ぽかぽか日記

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Q&A 生活一般について



★普段の生活でどのようなことに気をつけたら良いのでしょうか

睡眠不足や過労に気をつけて、リズムある規則正しい生活が重要です。
病気の状態が落ち着いている時は、基本的に運動や生活に特別な制限はありませんが、翌日に疲労を残さないようにしましょう。


★クローン病の食生活について

原則的に、摂取すればクローン病が良くなるといった食事はありません。あくまでも食事による病態の悪化を避けることが最も重要なことです。
一般的には低脂肪・低残渣の食事が奨められています。
小腸に病変があると脂肪の消化吸収は低下するため、脂肪を摂りすぎないよう注意が必要です。
腸管病変が狭くなっている場合は繊維分を多く含む食品は制限して下さい。牛乳・乳製品は乳糖不耐症でもともと下痢をする人は避ける必要がありますが、そうでない場合は摂取してもかまいません。

個々の患者さんで病変部位や消化吸収機能が異なっているため、下痢、腹痛、膨満感などを誘発する食品もさまざまです。ですから、患者さん自身が自分にあった食品を見つけ、病態に悪影響をおよぼす食品を避けることが必要です。


★クローン病が妊娠(受胎)に与える影響ついて

クローン病の女性患者さんでも健康女性と同様に妊娠が可能です。
しかし、欧米の報告では健康女性と比べクローン病の患者さんでは受胎率がやや低いといわれており、病気の活動性が高くなればなるほど、受胎率は低くなるといわれています。逆に言えば、症状がない寛解期であれば、それほど気にする必要はないと考えられます。したがって、症状がある活動期での妊娠は避け、計画的に寛解期に妊娠することが理想的です。


★遺伝について詳しく教えてください

クローン病を引き起こす原因となる特定の遺伝子はみつかっていません。
2001年に報告されたNOD2遺伝子の異常は、欧米では10-20%のクローン病患者さんにみられるとされていますが、日本人ではこの異常は認められませんでした。日本では遺伝性疾患でないものの、クローン病患者さんの家族は、そうでない人と比較してクローン病を発病しやすいことが知られています。


★クローン病と就業について

一般に仕事の内容に関しては病気が理由で制限することはありません。
ただし、過労や過度のストレスで増悪することもあるため、疲れを残さないように注意した方が良いでしょう。
また、栄養療法のことや症状が悪化した時に入院が必要なことなどの周囲の理解も必要となります。



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