カンパーの里 ~私立竜苑学園~

カンパーの里 ~私立竜苑学園~

ヴィスティアからの訪問者


フェルニゲシュは寒波が背負ってきた箱を見て言う。
「あ?あぁ、拾ったんだ。」
「そんなもの持ってくるなよ・・・。」
フェルニゲシュは呆れて言う。
「多分、転送装置だと思うんだ。」
寒波はにやりと笑う。
「改造するつもりか?」
「もちろん!学園に一瞬で行けるようにね!」
フェルニゲシュはさらに呆れ、部屋を出た。
「うしっ。さぁて、どこをどういじろうかな・・・。」
ピピッ
「ん?」
転送システム、起動。
全システムオールグリーン。
機械的な音声と共に転送装置が光る。
「うわっ!?なんだ!!?」
光りは収まり、見てみると、
「・・・。」
「・・・。」
そこには見たことの無い獣人が立っていた。
「えー・・・と、」
「ここは?」
獣人の男は話す。
「竜苑町だけど・・・。」
これが彼との出会いだった。

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