カンパーの里 ~私立竜苑学園~

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2、あいまいみー


「・・・。」
ツバサはビールが初めてだった。
シェアは隣で豪快に一気のみしている。
「うぇっ、にが・・・。」
ツバサは少しなめてジョッキをテーブルに置いた。

10分後。

「ゆっき~ん♪」
「空ちゃ~ん♪」
由紀と空はすでに酔っていた。
「ギャハハハ!お前等あれか?レーズンか!?」
刻神に至っては訳がわからない。
「拙者、マラカス侍でござる・・・。」
シェアも酒が回ってきている。
「飲まないのか?ツバサ。」
クロイツだけはまともだった。
竜水は謎の踊りを踊っている。
「ぼ・・・僕はこの味苦手で・・・。」
「そうか。おい、マスター。」
クロイツが呼ぶと、
「酎ハイとカクテルを。味は甘い奴な。」
「カシスオレンジで?」
「あぁ、頼む。」
マスターはカウンターへ向かった。
「あの、カクテルって・・・。」
「心配するな、ジュースだ。」
届いたカクテルを無理矢理飲まされる。
それが何かのトリガーだった。

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