カンパーの里 ~私立竜苑学園~

カンパーの里 ~私立竜苑学園~

3、黒のトリガー


ツバサは笑いながら立ち上がる。
「お、酔いが回るの早いな。」
クロイツが言うより早く、
「団長?」
「は?」
「おのれ、蜘蛛めええぇぇ!」
ツバサはそう叫び由紀と空に向かい突撃!
それを刻神が受けとめる。
「すいません、つい。」
刻神は言うとツバサを押し倒した。
「俺が生きている時代が悪いのか!」
刻神は叫び、ツバサに唇をちかずける!
「豪雪注意っ!」
竜水が刻神の脇から蹴りを入れ、それを阻止。
「あぶない、もうすぐで雪崩るるる~♪」
再び理解不能な踊りを踊る。
「大惨事だな。」
クロイツはその光景に笑いを堪えるので精一杯だった。
「こんな戦争っ!」
「兵器を捨て、兵士を封印すれば平和は訪れるっ!」
竜水と刻神は謎の戦いを繰り広げていた。
ツバサは由紀に甘え、空は猫のように丸くなっていて、由紀はなにやら目が据わっている。
「一触即発だな。」
クロイツはそう言うと、ビールをまた一杯空けた。

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