カンパーの里 ~私立竜苑学園~

カンパーの里 ~私立竜苑学園~

14、守るために(前編)


「さぁ、君の得意な魔法を見せてご覧よ!」
魔王の炎が風燐に襲いかかる!!
「アンチフィールド。」
謎の魔法が発動し、風燐を取り囲む炎が消える。
「・・・誰だ。」
魔王は不快な顔つきでその声の主を見る。
そこには由紀とキルが居た。
「寒波の魔力は俺が消した。これでおまえは魔法を使えない。」
キルは倒れているエフラムから剣を取り、構える。
「刻神、由紀、こいつをこらしめるから手伝ってくれ。」
刻神と由紀は頷く。
「ふん・・・僕に勝てると思ってるのかな?」
「勝つのさ!!」
キルは地を蹴り魔王の目前まで飛ぶように走る!
キルの横薙をかわした魔王はキルに蹴りをくわえる!
すんでのところでキルはそれを剣で防ぐ。
キルはそのまま押し返し、剣の乱撃をあたえる!
しかし魔王はすべて防いだ。
「キレはあるが、僕には及ばないな。」
「黙れ、寄生虫!」
キルは魔王を蹴りとばす!
距離をとったキルは呪文を唱え始めた。
「大地に芽ぶく生命よ、我が敵にその力をしめさん!我が命、芽ぶきの為に!『ヘルプラント』!!」
魔法が発動し、魔王の体に巨大な植物たちが絡みつく!
「これは・・・超魔法?」

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