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弱さの強要について、アメリカの白人と黒人の関係から
説明しようと試みましたが・・・
これらには、背景がありまして、
私も観て驚いたのが、この2本のdvdです。
コーチ・カーター
フリーダム・ライターズ
フリーダムライターズ(本)
dvdはツタヤでレンタルしたが、実物のエリン・グル―ウェル先生を見たかったので、
あとでセル版を買いました。
こーち・カーターが先なのは、こっちの方が、アメリカのいる黒人の危機的環境がリアルに
分かるので、先に見た方がフリーダムライターズがよくわかると思いました。
日本人には、ピンとこないのが、どちらも大学進学をテーマにしている点・・・
金八先生や鬼塚先生は勉強より人間性を問うけど、それは日本人の話で・・・
アメリカでは、同一労働同一賃金の原則が厳しく適用されるため、
中退は中退の仕事、高卒は高卒の仕事、大卒は大卒の仕事、博士は博士の仕事、
と決まっており、階級の移動が難しいらしい・・・
日本以上の学歴社会でマックの店員は一生同じ時給でマックの店員で、マネージャーにはまずなれない。
だからどこまで上の学歴に上がれるかに人生を左右される。もちろんアメリカンストーリーを体現する人も中にはいるが・・・
とにかく学歴が重要で、そのエレベーターから落ちこぼれるとヤクのバイニンで刑務所を
行ったり来たりで、、それでも結婚して子供を作って負の連鎖を繰り返してしまうという背景を持って見ないとピンとこないみたい。
そんな中でコーチ・カーターはバスケ+学業成績をアップさせて全員を大学進学させた。
特典映像を見ると、その中でプロに進んだのは1名で他の選手は、名だたる大学に進学、それぞれ博士課程に進んでいました。
1名のプロ選手も高校の成績がいいので、プロがダメでも進学の道が残されている・・・との事。
フリーダムライターズは、半分しか高校を卒業できない学年をエリン・グル―ウェル先生
の授業を受けた全員が大学か短大に進学するという偉業を達成したといいます。
とにかく学歴の価値が日本と違ってほんとに高いので、短大でも出ればまったく違う
開けた人生が待っているのが、アメリカ社会。 日本人の常識で見ないで下さいね。
で、彼らが自尊心を取り戻していく過程というのは、大変勉強になります。
私が観ていて心配になったら、これだけ親身になったら自立心を妨げてしまうのではと心配になりました。
でもそうじゃなくて、信じてくれる人が居る事が前進する力なのかと思いました。
私も見習いたいエリン・グル―ウェル先生とコーチ・カーターです。
結論として、エリン・グル―ウェル先生は、まずみんなが置かれている環境を
カミングアウトさせた。すると肌の色が違っても、同じような危機的環境に居る事を
自覚した。そしてホロコーストの見せて人種偏見の悲惨さを自覚させた。
そしてクラス全員に新しい自分に生まれ変わる宣言をさせた。
するとクラスの全員が家族になった。
親よりも地域よりも信じられる集団に生まれ変わった。
そしてグルーウェル先生の示す旗の下で、全員が上級学校に進学という快挙を成し遂げた。
そしてフリーダム・ライターズ基金が設立され、新しいフリーダム・ライターズを生み出す
試みがアメリカで下の階層から起こっていると言うのが、すごい。
人種問題を解決しようというアメリカ国民が下の階層から増えているというのがアメリカの希望だと思いました。
ただ彼らの障害になってるのが、周りにいる大人だという点は、
コーチ・カーターもフリーダム・ライターズも共通しています。
一番生まれ変らなきゃならないのは、いっつも子供じゃなくて自分を含めた大人たちで
ある。という点を肝に銘じたいものであります。
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