夏休みの準備
来春受験を控えている6年生にとって、夏休みは天王山です。
ところで、夏休みの準備は進んでいますか。
今は時間がないので、夏休みになったらこんなこともさせよう、たまっているあんなこともさせようとだけ考えて、
夏休みを迎えてしまっては大変なことになります。
夏休みは42日、つまり6週間しかないのです。
一日たりとも無駄にするわけにいかないのです。
夏休みの初日からうまく使わないと取り返しがつかなくなってしまいます。ここでいう夏休みの初日とは、１学期の終業式の日です。
そのためには、夏休みに入る前に周到な準備が必要なのです。
今日からでも準備にかかってください。
まず、苦手単元をピックアップしてください。
教科ごとに一枚の紙に得意な単元をどんどん書き出していくのです。
出尽くしてから、今度は同じ紙に苦手な単元を書き出していきます。
次に、別の紙に苦手な単元を苦手な順に並べ替えます。
その紙の上位に書かれた単元が、この天王山とも呼ばれる夏休みに復習しなければならない課題なのです。
いちばん苦手なものから始めさせる目的は、後になればなるほどどんどん楽になるからです。
そして、一番苦手な単元を夏休み中に克服しておけば２学期になってからでも、ほかの単元はできるのです。
それを完成した日から毎日子どもに見せるのです。夏休みに入ったらこの単元から復習しようね、って。
夏休みに入るまでにその単元がテストに出てきたら、ですか。
一向に気にしないでください。というよりも、無視です、無視。
一番苦手な単元は生半可なことでは克服できないのですから。
夏休みが終わってから出てくればよかったのにね。と慰めてください。
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