第三番札所 風猛山 粉河寺



宗派 粉河観音宗総本山
本尊 千手千眼観世音菩薩
開基 大伴孔子古
創建 宝亀元年(770年)
所在地 和歌山県粉河町

 大門の側に有る駐車場から数件の土産物屋を見ながら大門をくぐり、境内までの広い石畳の参道を行くと、右手には粉河が流れ左手に羅漢堂、本堂、童男堂(どうなんどう)と並んで有りました。

 羅漢堂の辺りだと思うのですが、軒下に左甚五郎の作った門前の虎の彫刻が有りました。
この虎の両目には五寸釘が打たれていました。
これは夜毎にこの虎が出かけて暴れ人々に迷惑を掛け、野荒らしの虎と呼ばれていたのですが、出られ無い様に両目に五寸釘を打たれたという言い伝えが有るそうです。
またこの案内板に、ここの軒下には蜘蛛の巣の張ったことが無いとも書いてありました。

 途中の中門をくぐると茶店が有り、本堂への石段脇に国の名勝に指定されている枯れ山水の庭園が有り、紀州石とサツキ、枝垂れ桜などを組み合わせて作られています。
こじんまりとした庭園ですが、後ろに本堂の高く大きな建物が見え庭園と調和しているように思えます。

 本堂の屋根の高さは33メートルも有るそうで、二層になった屋根の形のバランスが良く美しく見えます。

 境内の本堂横に大きな楠木が有り、幹の周りが8メートルも有り樹齢は解らないそうです。

 帰りにいつものように土産物店を覗き、粉河寺味噌を買いました。
瓜、茄子、生姜のみじん切りが入っていて、きゅうりなどの生野菜に付けて食べても良いし、ご飯と食べても美味しく食べられました。
他には胡麻豆腐や高野豆腐なども並べられていました。
和菓子では黄粉をまぶした「子かわい餅」というのが有りました。


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