第四番札所 槇尾山 施福寺



宗派 天台宗
本尊 千手千眼観世音菩薩
開基 行満上人
創建 欽明天皇時代(539~571)
所在地 大阪府和泉市

 この寺に行くのは三十三観音の中で一番キツカッタです。
寺の駐車場までも狭い山道を、バスは周りの木の枝を擦りながら登って行きました。途中で車と出会うとどちらかが少し広い所までバックしてやっとすれ違う状態でした。

 そして駐車場から山道を登るのですが、参道の入り口の石碑に山門まで440メートル余り、本堂まで1キロ余りと書かれています。
30分少々歩けば良いと聞き舗装道をを登り始めました。

 暫くは槇尾川に沿ってなだらかな道を登って行きましたが、仁王門を過ぎた辺りから次第に道は険しくなり自然石を積んだだけの石段になりました。

 10分ほど登った所に湧き水の水場が有り喉を潤しました。
この頃から道の両側に石仏が並んで奉って有りました。
5分ほど登った所に大日堂が有り、ここで一息入れ再び登って行きました。

 又10分ほど登った所に愛染堂が有りました。
このお堂は弘法大師が剃髪し修行して会得した所とされているそうです。
その時の髪を石段の脇に有る髪堂に納めているそうです。

 愛染堂から本堂までは148段の石段を登って行きますが、この石段がきつくて息を切らしながら登りました。
登り切ると境内に入りました。
結局境内までは途中の休憩時間を合わせて45分位掛かりました。

 驚いたのはこの時80歳のお婆さんが、私たちと同じ位の時間で登って来た事でした。
このお婆さんは「普段畑仕事をしているので大丈夫だ」と平気な顔をしていました。

 本堂には大きな赤い提灯が下がり、本尊の奥に馬頭観音像が置かれていると言うのですが暗くて見えませんでした。
この馬頭観音は、道に迷った花山法王が馬のいななきを頼りに山を登ってこの寺に辿り着き、馬頭観音のお導きだとして御奉りしてあるのだそうです。

 境内の展望台からは大阪の町並みが望め、良く晴れた日には淡路島まで見えるらしい。

 駐車場の辺りに土産物店が有ったように思うのですが、何が並べられていたのか、どのような土産を買ったのか全く覚えていません。
当然本堂から駐車場まであの山道を降りて来たのですが、下りは30分足らずで降りたように思います。

 この後バスの中では皆熟睡していました。

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